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地元紙「愚かな勝利」日本とのW杯初戦を控えるドイツ、格下オマーンに大苦戦

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ドイツ代表がオマーン代表に辛勝

 ドイツ代表は16日、カタールW杯に向けた最後のテストマッチでオマーン代表と対戦し、苦しみながらも1-0で勝利した。

 23日に日本代表との初戦を控えるドイツはFWトーマス・ミュラー(バイエルン)、MFヨシュア・キミッヒ(バイエルン)、MFセルジュ・ニャブリ(バイエルン)ら一部の主力選手をスタメンから外して温存。ゴールが遠い展開となる中、ハーフタイム明けから17歳FWユスファ・ムココ(ドルトムント)に代えてFWニクラス・フュルクルク(ブレーメン)を投入すると、後半35分に同選手がMFカイ・ハバーツ(チェルシー)のアシストから決勝点を挙げた。

 ドイツ『ビルト』はこの一戦を「W杯テストでの愚かな勝利」と報じ、「ブレーメンのストライカー、ニクラス・フュルクルクは、1-0で勝利したオマーン戦で唯一のゴールを決め、ドイツを大きな不名誉から救った。しかし、それ以外の点では、世界ランキング75位のオマーンに対し、ほとんどおばあちゃんのサッカーしかしていない。水曜日(23日)のワールドカップ初戦の日本戦に向け、もっと多くのことをしなければならない」と厳しい言葉を投げかけている。

 ハンジ・フリック監督は「もちろんデュエルへの取り組み方を見れば、あれはワールドカップで望むレベルではないと言わざるを得ない」と認め、「でも、もう誰もケガをしたくないという気持ちも分かるだろう」とコメント。チームを救ったフュルクルクについては「彼は何度もフィニッシュをしていたのでゴールに値する。前線での存在感をピッチで感じることができた」と称えた。

 本大会では欧州予選チーム最多タイの5得点を記録したFWティモ・ベルナー(ライプツィヒ)が負傷で欠場となる。

 元ドイツ代表のローター・マテウス氏も「ハンジ・フリックがペナルティエリアのストライカーを必要とするならば、フュルクルクはまさにうってつけの人材だ。彼は強くてスピードがあり、空中戦が得意で、常に危険な存在だ」と指揮官と同様に称賛を送り、「このゴールは、大会開始前の代表チームの不必要な不安を和らげてくれる」と続けた。

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