フランスサッカー連盟(FFF)は19日、カタールW杯に臨むフランス代表からFWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)が、負傷のため離脱することになったと発表した。

　FFFによれば、同日の全体練習に参加したベンゼマは、左大腿四頭筋の痛みを訴え、トレーニング場を後に。カタール・ドーハの病院でMRI検査を受けた結果、大腿直筋の損傷が確認されたという。全治までは、3週間を要する見込み。FFFはベンゼマのW杯欠場を認めている。

　フランスのディディエ・デシャン監督は、エースの負傷を受けて「このW杯を大きな目標にしていたカリムにとって、非常に悲しい出来事となった」とコメント。ただ、「フランスにとって新たな打撃となったが、私は自分のチームに全幅の信頼を置いている」とし、「私たちを待ち受けている大きなチャレンジに応えるために、すべてを捧げる」と20日に開幕する本大会に向けて意気込みを語った。

　7大会連続16回目の出場となるフランスは、グループDに入り、22日にオーストラリア代表、26日にデンマーク代表、30日にチュニジア代表と対戦。18年のロシア大会に続く、優勝を目指す。

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