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前回大会準Vクロアチアがドロー発進…モロッコ相手にリズム作れず

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前回大会でMVPに輝いたクロアチア代表MFルカ・モドリッチがボールキープ

[11.23 カタールW杯グループリーグF組 モロッコ 0-0 クロアチア アルホール]

 カタールW杯4日目が23日に行われ、アルホールのアルベイト・スタジアムではモロッコ代表クロアチア代表が対戦し、0-0で引き分けた。F組の第2節は27日に行われ、クロアチアはカナダ、モロッコはベルギーと対戦する。

 ロシア大会で準優勝となったクロアチアは、欧州予選7勝2分1敗の首位通過で3大会連続6回目の出場を決めた。前回大会でMVPに輝いた大黒柱MFルカ・モドリッチを中心に躍進の再現を狙う。アフリカ予選で7勝1分と強さを示したモロッコだが、開幕3か月前に、かつて日本代表を率いたバヒド・ハリルホジッチを解任し、後任としてワリド・レグラギが就任。短い準備期間で本大会を迎えたが、まずは98年フランス大会以来となる白星を目指す。

 ともに4-3-3のシステムを採用。静かな立ち上がりとなる中、徐々に存在感を放ち始めたのがモロッコの右サイドだ。サイドハーフにチェルシーのFWハキム・ツィエク、サイドバックにパリSGのDFアクラフ・ハキミと欧州トップクラブ所属の2人が構え、ツィエクの強烈かつ正確な左足、ハキミの激しい上下動を武器に好機を生み出そうとする。

 アグレッシブな姿勢を貫くモロッコを前に、なかなか攻撃の形を作れないクロアチア。時おり、インサイドハーフの位置からモドリッチが最終ライン前まで戻ってボールを受け、リズムをもたらそうとした。同アディショナルタイムには低い位置でボールを受けたモドリッチのロングボールから二次攻撃につなげ、DFボルナ・ソサのグランダーのクロスにFWニコラ・ブラシッチが飛び込んだが、至近距離から放ったシュートはGKヤシン・ブヌに阻まれてしまった。

 0-0のまま後半を迎えると、クロアチアベンチが動き、前半途中に足を痛めた素振りを見せたプラシッチに代えてMFマリオ・パシャリッチをピッチへと送り込む。同15分にはモロッコをアクシデントが襲い、負傷したDFヌセア・マズラウィがプレー続行不可能となり、DFヤヒア・アティヤット・アッラーとの交代を余儀なくされた。

 後半中盤以降、クロアチアがボール保持率を高めて敵陣でのプレー時間を増やすが、モロッコ守備陣の集中力は途切れずに決定機につなげられない。後半36分にはモロッコがFWアブデルラザク・ハムダラー、MFアブデルハミド・サビリを投入して状況を打開しようと試みる。

 しかし、最後まで両チームにゴールは生まれず。0-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

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