イラン代表との初戦を6-2の大勝で終えたものの、続くアメリカ代表戦はスコアレスドローとなったイングランド代表。現地では、マンチェスター・シティFWフィル・フォーデンの積極起用を熱望する声が高まっている。

　今季プレミアリーグで7ゴール3アシストを記録している22歳だが、カタールW杯では出場機会が限られている。イラン戦は3点リードの残り19分から投入され、アメリカ戦はベンチから戦況を見つめた。アメリカ戦ではチームが流れを掴みきれなかったため、フォーデンに出場機会を与えなかったガレス・サウスゲート監督は批判に晒されている。

　グループリーグ首位で迎えながら、結果次第では敗退の可能性もあるウェールズ代表戦を前に、サウスゲート監督がイギリス『ITV・スポーツ』の取材を受け、フォーデンについてコメントした。

「我々はフォーデンを愛している。彼はスーパープレーヤーだ」と最初に述べると、「初戦に出場した。第2戦では出場させないことを決断したが、今大会で重要な役割を担う選手だろう。疑いはない」と今後の起用を示唆した。

　また、フォーデン自身がクラブでのパフォーマンスと同じものを代表で発揮できていないと認めている点について訊かれると、「別に問題はないよ。9月の2試合ではともに先発出場した」と語り、「アメリカ戦はイラン戦から少しばかり変更が必要だと感じた」と返答。「彼は素晴らしい選手だと思うし、重要な役割を担っていく」と改めて強調した。

　彼の最適なポジションについての質問では「ウイング、偽9番、トップ下でプレーできる。柔軟にプレーでき、チームのために戦える選手だ。もちろん素晴らしい技術も持ち合わせているしね」と語り、様々なポジションを任せられる選手であるとの見解を示している。

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