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敗戦でGL敗退の危機から起死回生の勝ち点3! 韓国を下したガーナが3大会ぶり白星

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背番号20のMFモハメド・クドゥスが2得点を挙げてガーナが打ち合いを制した

[11.28 カタールW杯H組第2節 韓国2-3ガーナ ドーハ/エデュケーショ]

 28日、カタールW杯グループリーグ第2節が行われ、H組では韓国代表ガーナ代表が対戦した。試合は、DFモハメド・サリスとMFモハメド・クドゥスの得点でガーナが先行。しかし、FWチョ・ギュソンの2ゴールで韓国が追いつく。しかし、クドゥスの2点目が決勝点となり、ガーナが今大会初勝利を飾った。

 ウルグアイとの初戦をスコアレスドローで終えた韓国は、前線の3枚を替えて、チョ・ギュソン、MFクォン・チャンフン、MFチョン・ウヨンを先発で送り込む。対するガーナは、2-3で敗れたポルトガル戦から、最終ラインの2選手を変更し、DFタリク・ランプティとDFギデオン・メンサーを起用した。

 ともに2010年南アフリカ大会以来の決勝トーナメント進出を目指す両チーム。立ち上がり、勢いをもって試合に入ったのは韓国だった。10分までにシュートを3本放ち、CKを3本獲得するなどゴールへ向かう姿勢を強めていく。ポゼッションを高めながら主導権を握ろうとする韓国だったが、セットプレーから先制点を許してしまう。

 前半24分、左サイドでFKを獲得したガーナは、FWジョーダン・アイェウがゴールに向かう軌道のクロスを入れると、ゴール前で混戦になり、最後はサリスが押し込んでスコアを動かした。

 先制して以降はボールを持つ時間を長くしていったガーナは、34分、ボールを保持しながら敵陣左サイドに進入すると、ジョーダン・アイェウが斜めに入れたクロスに、クドゥスが飛び込み、ヘディングシュートで追加点を挙げる。

 韓国は0-2で迎えた後半8分、DFキム・ジンスのクロスからFWチョ・ギュソンが頭で狙うも、GKローレンス・アティ・ジギの好セーブにあう。同11分、パウロ・ベント監督は2枚目の交代のカードとして、MFイ・ガンインをピッチに送り込む。すると2分後には采配が的中する。左サイド、敵陣深い位置で、イ・ガンインがタリク・ランプティからボールを奪い切ると、中央でチョ・ギュソンが飛び込み、韓国が1点を返す。

 さらに16分、MFソン・フンミンが左サイドでタメをつくって、キム・ジンスにスルーパス。キム・ジンスのクロスを再びチョ・ギュソンがヘディングシュートで合わせて、試合をふりだしに戻した。

 流れは韓国に傾いたかと思われた23分、ガーナは左サイドから崩しにかかると、左SBギデオン・メンサーの低いクロスを、FWイニャキ・ウィリアムズは空振りしてしまうが、逆サイドでクドゥスが左足で決め切り、勝ち越しのゴールを奪う。

 攻める韓国は、イ・ガンインの直接FKがガーナゴールを強襲するも、GKローレンス・アティ・ジギのファインセーブに妨げられる。終盤には前線に人数をかけて猛攻をしかけたが、10分のアディショナルタイムでもガーナ守備陣に跳ね返され、2-3で敗戦。H組最下位に順位を落とした。

 敗れればグループリーグ敗退が決まるガーナだったが見事に勝利し、2010年南アフリカ大会以来となる勝ち点3をつかんだ。この結果、ポルトガルと勝ち点で並び、暫定ながらH組の2位に浮上した。H組はこの後、日本時間28時から、ポルトガル対ウルグアイが行われる。

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