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W杯史上初“英国対決”はイングランドが3発快勝!B組首位で決勝トーナメントへ

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[11.29 カタールW杯B組第3節 ウェールズ0-3イングランド アルラーヤン]

 カタールW杯は29日、グループリーグ第3節を行い、B組のイングランド代表ウェールズ代表と対戦し、3-0で快勝した。2勝1分の勝ち点7でB組を首位通過したイングランドは12月4日の決勝トーナメント1回戦でA組2位のセネガルと対戦する。

 大量失点して敗れない限り、決勝トーナメントに進出できるイングランドと、勝利が最低条件のウェールズ。W杯本大会で史上初めて実現した“英国対決”はイングランドが試合の主導権を握った。

 前半10分、FWハリー・ケイン(トッテナム)のスルーパスにFWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)が抜け出したが、右足のシュートは至近距離でGKダニー・ウォード(レスター・シティ)がストップ。最初のビッグチャンスを生かせなかった。

 劣勢の展開が続くウェールズは前半24分、ラッシュフォードの強烈なミドルシュートがDFネコ・ウィリアムズ(ノッティンガム・フォレスト)の頭部を直撃。治療を受けたあとにプレーを再開したが、前半34分、ピッチに座り込んでしまい、脳震盪による交代でDF{{コナー・ロバーツ(バーンリー)がピッチに入った。

 イングランドは前半38分、PA内でセカンドボールを拾ったFWフィル・フォーデン(マンチェスター・C)が振り向きざまに左足でシュートを狙うが、ゴール上へ。同40分にはカウンターからフォーデンがドリブルで持ち上がり、ケインが左に展開。ラッシュフォードがゴール前に折り返したが、DFにクリアされた。

 ウェールズは後半開始からFWガレス・ベイル(ロサンゼルスFC)に代えてFWブレナン・ジョンソン(ノッティンガム・フォレスト)を投入。早めに動いてゴールを目指すが、均衡を破ったのはイングランドだった。

 後半5分、左45度の位置でFKを獲得すると、ラッシュフォードが右足でゴール右隅に流し込んだ。鮮やかな直接FKで初戦のイラン戦(○6-2)に続く今大会2得点目をマークし、先制点。直後の後半7分にはラッシュフォードのハイプレスからボールを奪い、ケインの右クロスに逆サイドから詰めたフォーデンが左足で押し込んだ。

 連続ゴールで2-0と突き放し、決勝トーナメント進出をほぼ確実なものにしたイングランドは後半13分にケイン、MFデクラン・ライス(ウエスト・ハム)、DFカイル・ウォーカー(マンチェスター・C)の3人を一気に交代するなど今後を見据えた采配。ウェールズの反撃を落ち着いて跳ね返した。

 後半23分には右サイドから中に切れ込んだラッシュフォードが左足で追加点。今大会3得点目で3-0と試合を決定づけた。64年ぶり2度目のW杯出場だったウェールズは初戦でアメリカと1-1で引き分けたものの、その後はイラン、イングランドに連敗。W杯初勝利を挙げることはできず、1分2敗でグループリーグ敗退となった。

(取材・文 西山紘平)

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