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今大会初勝利のアメリカがB組2位で16強入り! イランは6度目の挑戦もGL突破はたせず…

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アメリカはエースFWクリスティアン・プリシッチがW杯初ゴール

[11.29 カタールW杯B組第3節 イラン0-1アメリカ ドーハ/アルトゥママ]

 29日、カタールW杯グループリーグ第3節が行われ、B組ではイラン代表アメリカ代表が対戦した。試合は、FWクリスティアン・プリシッチの決勝点でアメリカが接戦をものにし、グループ2位で決勝トーナメント進出を決めた。

 勝てば無条件で、引き分けの場合は他会場のウェールズが引き分け以下でグループリーグ突破が決まる、2位イラン(勝ち点3)は、前節・ウェールズ戦(○2-0)の先発からGKをアリレザ・ベイランバンドにチェンジ。フィールドプレイヤーに変更はなかった。

 対する3位アメリカ(勝ち点2)は、決勝トーナメント進出のためには、勝利しかない状況。前節・イングランド戦(△1-1)の先発から2選手を入れ替え。CBにDFキャメロン・カーター・ビッカース、CFにFWジョシュ・サージェントを起用した。

 試合の入りから、アメリカが押し込む展開が続く。11分にはMFユヌス・ムサのクロスから、エースのプリシッチがヘディングを放つも、ボールはGKベイランバンドの手におさまった。

 イランは4バックと中盤の4枚でアメリカの攻撃に対応。2トップのFWサルダル・アズムンとFWメフディ・タレミがカウンターを虎視眈々と狙い続ける。

 スコアが動いたのは前半38分、アメリカの攻撃が奏功する。MFウェストン・マッケニーがゴール前に斜めのロングボールを入れると、ペナルティエリアまでオーバーラップしていたDFセルジーニョ・デストが頭で中央へ折り返す。これをペリシッチが右足で押し込んで、アメリカがリードを奪う。

 前半アディショナルタイムには、マッケニーのスルーパスに抜け出したFWティモシー・ウェアがゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定で2点目とはならなかった。

 アメリカは、得点時にGKと接触して一時ピッチから離れていたプリシッチを下げて、FWブレンデン・アーロンソンをピッチに送り込んだ。

 一方、前半をシュート0本で終えたイランは、ハーフタイムにアズムンを下げてMFサマン・ゴッドスを投入すると、後半7分には、この試合最初のシュートを放つ。右サイドから攻め入ると、右SBラミン・レザイアンのクロスにゴッドスが飛び込む。しかし、ヘディングシュートは枠をとらえることができなかった。

 他会場では、後半に入ってイングランドが立て続けにゴールを奪い、後半23分までにウェールズから3点リードしていたため、同点に追いつけばグループリーグ突破が決まる状況のイランだったが、アメリカの守備を打破できない時間が続く。

 37分、アメリカは右WGのウェアを下げてCBのウォーカー・ジマーマンを起用し、5バックに変更して逃げ切りをはかる。

 9分におよぶアディショナルタイムも、アメリカがイランの攻撃をしのぎ切り、1-0の勝利をおさめた。

 B組のもう1試合は、イングランドがウェールズに3-0で勝利。この結果、B組は1位イングランド(勝ち点7)、2位アメリカ(同5)、3位イラン(同3)、4位ウェールズ(同1)の順位でグループリーグを終了した。B組2位で通過を決めたアメリカは、12月3日の決勝トーナメント1回戦でA組1位のオランダと対戦する。

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