カタールW杯のグループE第3節が1日に開催される。首位スペイン代表を率いるルイス・エンリケ監督が2位日本代表との一戦に向け、全力で戦うことを改めて強調した。スペイン『マルカ』が伝えている。

　スペインはグループEを首位で突破した場合、決勝トーナメントの準々決勝で優勝候補のブラジルと激突する可能性が高い。これを避けるため、あえて2位通過を狙うのではないかという報道もあったが、指揮官は真っ向から否定した。

「4チーム全てがグループリーグを突破できるため、私たちは勝つことだけを考えている。首位でフィニッシュしたい。憶測で語ることはできないし、語るべきでもない」

「お互いにグループリーグを首位で通過すると、準々決勝でブラジルと対戦することになるだろう。彼らは常に優勝候補だが、ワールドカップを制するには対戦する全ての相手に勝たなければならないんだ」

「想像してみてくれ。(日本対スペインとコスタリカ対ドイツの)2試合とも0-0で…95分に日本とコスタリカが得点する。アウトだ(スペインとドイツが敗退)。皮算用をすることはできない」

　最悪のシチュエーションも頭に入れ、あくまで勝ちにいくというスタンスを明確にしたエンリケ監督。日本について「よくハードワークする」と称え、「ゲームを支配するつもりだが、相手は優れたチームだ。後ろに下がってもいいし、プレスしてもいい。序盤と終盤でコントロールしなければならない」と試合を見据えた。

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