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カメルーンが10番アブバカルの後半AT弾で勝利で終幕! ブラジルは今大会初黒星も首位でGL突破

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[12.2 カタールW杯G組第3節 カメルーン 1-0 ブラジル ルサイル]

 カタールW杯は2日、グループリーグ第3節を行った。G組では、カメルーン代表ブラジル代表が対戦し、カメルーンが1-0で勝利。今大会初白星を挙げた。ブラジルは初黒星を喫したものの、首位でGL通過を決めている。

 GL2試合を2連勝で飾り、すでに決勝トーナメント進出が決まっているブラジルは、ここまでゴールマウスを託されていたGKアリソン・ベッカー(リバプール)に代わり、GKエデルソン・モラレス(マンチェスター・シティ)が先発出場。39歳のDFダニエウ・アウベスも今大会初めてピッチに立った。

 対するカメルーンは、1分1敗の崖っぷち状態で最終戦へ。GL突破には、FIFAランキング1位の“サッカー王国”に勝利が必要となる。そんな中、センターバックに今大会初出場となるDFクリストファー・ウーとDFエンゾ・エボスを積極的に起用した。

 試合は立ち上がりからブラジルが主導権を握りながらも、決定打に欠けて1点が遠い。前半14分には、右サイドからのアーリークロスにFWガブリエル・マルティネッリが頭で合わせたが、ここはカメルーンのGKデビス・エパシが好セーブ。同22分には、MFフレッジがボックス内中央から狙ったが、シュートは大きく枠を外れた。

 一方のカメルーンは、少ないチャンスでブラジルゴールを目指したが、こちらも決定的なシーンを作ることができず、先制点が奪えない。ただ、ブラジルに危ない場面を作らせることもなく、無失点のまま時計の針を進めた。

 前半アディショナルタイムには両チームに決定機が到来。ブラジルは、右サイドでボールを受けたマルティネッリが内側へとボールを持ち運び、右足で強烈なシュートを放ったが、GKエパシに阻まれる。カメルーンもMFニコラス・ムミ・エンガマルがボックス内左の深い位置から送ったクロスをMFブライアン・ムベウモが頭で叩いたが、ブラジルのGKエデルソンに弾き出させた。

 試合はスコアレスで前半を終えると、後半序盤にブラジルにアクシデント。DFアレックス・テレスが足を痛めた様子でプレー続行が不可能に。後半9分にDFマルキーニョスを投入。同タイミングでさらに2枚替えを行い、MFロドリゴ・ゴエスとフレッジを下げて、MFエベルトン・リベイロとMFブルーノ・ギマランイスをピッチへ送り込んだ。

 ブラジルは後半11分に、左サイドでボールを受けたマルティネッリがペナルティエリアナ内に仕掛けて右足を振るが、ここもGKエパシがゴール死守。同12分には、前のシーンで得たコーナーキックの流れから、ボックス内でルーズボールを拾ったDFエデル・ミリトンがゴールを狙ったが、GKエパシが立ちはだかった。

 先制ゴールが欲しいカメルーンは、後半33分にMFオリビエ・エンチャムが地を這うようなミドルシュートを放つも、GKエデルソンが右に倒れて難なく処理。同25分には、右サイドで得たコーナーキックの流れから、こぼれ球がFWバンサン・アブバカルに繋がり、カットインから右足で狙うも、枠を捉えることはできなかった。

 後半38分には、ブラジルのFWラフィーニャが右サイドをドリブルで仕掛け、ペナルティエリア内に切り込み、マイナス気味にパス。ギマランイスが走り込んでいたが、シュートはカメルーンDFのブロックに遭った。

 GKエパシを中心に耐え続けるカメルーン。すると、後半アディショナルタイム2分にブラジル相手に先制点を奪う。右サイドを駆け上がったMFジェローム・ンゴムのクロスにアブバカルがヘディング弾。ゴール右に放たれたシュートに、GKエデルソンは一歩も動けなかった。アブバカルは、FIFAランク1位相手の得点に興奮を隠せず、ユニフォームを脱いで2枚目のイエローカード。そのまま退場処分となった。試合は10人になったカメルーンがブラジルの猛攻を凌いで勝利。GL敗退となったが、勝利で大会を終えた。

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