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罰金は「僕が払うつもりだ」…ムバッペ、“沈黙”を続けた理由を語る

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フランス代表FWキリアン・ムバッペ

 フランス代表FWキリアン・ムバッペがカタールW杯で初めて口を開いたようだ。英紙『ザ・サン』が伝えている。

 4日に行われた決勝トーナメント1回戦でポーランド代表と対戦したフランスは、前半44分にムバッペのアシストからFWオリビエ・ジルーがネットを揺らして先制に成功する。そして、後半に入ると、同29分と同アディショナルタイムにムバッペが豪快に右足のシュートを叩き込み、3-1の勝利を収めて準々決勝へと駒を進めた。

 2得点1アシストと大暴れのムバッペは今大会3度目のMOMに選出された。これまではメディアの前に姿を現さなかったようだが、ポーランド戦後に今大会初めて口を開き、理由を説明したという。

「なぜ、メディアの前に姿を現さないのか、皆から聞かれたよ。ただ、大会とサッカーに集中する必要があったんだ。集中したいときは、そうするんだ。FFF(フランスサッカー連盟)が罰金を科せられると聞いたけど、FFFが僕の代わりに払うべきではないと思うので、僕が払うつもりだ」

「“夢の大会”なので、ここに来られて嬉しいし、準備もしておきたかった。シーズン中、肉体的にも精神的にも準備をしてきたけど、最終目標まではまだ長い道のりだ」

 この日の2ゴールで、今大会通算5得点となり、得点ランキングでは単独トップに立つ。しかし、「僕にとっての唯一の目標はW杯で優勝することだ」と強調した。

「僕はW杯を獲るためにここに来たんだ、ゴールデンブーツ(得点王)を獲るためじゃない。あくまで目的はW杯に勝つことで、チームとともに勝つためにここにいる。ゴールデンブーツを獲ったら、もちろん嬉しいけど、チームが一番大事なんだ」

 準々決勝に進出したフランスは、10日にイングランド代表と対戦する。

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