オランダ代表DFフィルヒル・ファン・ダイクがベスト8敗退が決まった直後の記者会見で苛立ちを隠せなかったようだ。英紙『ミラー』が伝えている。

　9日に行われたカタールW杯準々決勝でアルゼンチンと対戦したオランダ。2点を先行される苦しい展開ながらも、終盤の後半38分にFWワウト・ウェクホルストの得点で1点差に詰め寄ると、同アディショナルタイム10分にはトリックFKからウェクホルストが再びネットを揺らして土壇場で同点に追い付いた。

　しかし、延長戦で決着は着かず。迎えたPK戦ではファン・ダイクとFWスティーブン・ベルハイスが失敗し、3-4で敗れて準々決勝敗退となった。

　試合中にはアルゼンチンMFレアンドロ・パレデスが危険なタックルでDFネイサン・アケを倒し、オランダベンチにボールを蹴り込んだことで、怒りを露わにしたファン・ダイクが突き飛ばすなど一触即発のムードに。さらに、PK戦で勝利したアルゼンチンDFニコラス・オタメンディが、敗れたオランダの選手を挑発するようなポーズをとるなど、後味の悪い展開となった。

　アルゼンチン選手の振る舞いについて、コメントを拒否したファン・ダイクだが苛立っているのは明らかだった模様。さらに、アルゼンチンがワールドカップで優勝すると思うかと問われると、「どうでもいい。もう見ないよ」と答えたという。

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