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オランダ戦後の行為に批判殺到も…アルゼンチン指揮官&DF「これがフットボールだ」

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アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督

 アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督とDFニコラス・タグリアフィコが13日、カタールワールドカップ準決勝クロアチア戦の前日会見にそれぞれ出席し、準々決勝オランダ戦で物議を醸した選手たちの振る舞いに言及した。

 アルゼンチンは両チーム通じて計18枚のイエローカードが飛び交う乱戦となったオランダとの準々決勝で、2-2で迎えたPK戦に勝利。2大会ぶりのベスト4入りを果たした。その一方で試合後、アルゼンチンの選手たちが落胆するオランダの選手やベンチに向かい、挑発行為を行う様子がSNSを通じて拡散され、批判が殺到。PK戦の最中にオランダの選手たちがアルゼンチン側を挑発する様子も伝わっており、いわば場外戦の様相を呈していた。

 激闘から3日間が経ったいまも議論は収拾に向かうことなく、準決勝の前日会見でも報道陣から複数の質問が向けられた。

 先に会見に出席したタグリアフィコは「世界中の試合で起きていることだ。われわれは感情を持ってプレーしているし、感情は昂るものだ。前の試合で起きたことはこれからの試合でも起きるだろう。これがフットボールだ」と断言。「そんなことよりも今は次の試合に集中している。われわれにとってそれがとても重要だ。目標にたどり着きたい」と意気込みを語った。

 また続いて登場したスカローニ監督も「どちらのチームもすべき方法でプレーしていた。これがフットボールだ。フットボールは時には議論をもたらすが、それだけだ。それがレフェリーがいる理由でもある」と強調。「われわれは誇りを示す必要があるし、プレーすべき方法でプレーした。決定はレフェリーがするものだ」と述べた。

 アルゼンチンは2014年のブラジルW杯以来、2大会ぶりの決勝進出がかかる一戦。指揮官は「全てのアルゼンチン人が希望を持っている。全ての家族、全ての人々のために戦う。アルゼンチンのファンに感謝しているし、彼らがどれだけ多くの犠牲を払ってここに来てくれているか知っている。どんな期待をかけてくれるか知っている」と母国の期待も背負い、戦いに臨む姿勢を見せた。

(取材・文 竹内達也)
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