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W杯では敵でも普段は仲間…PK失敗のケインにフランス代表GKロリス「試合後にメールがあった」

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{[c|フランス代表}}GKウーゴ・ロリス(トッテナム)

 フランス代表GKウーゴ・ロリス(トッテナム)が13日、カタールW杯準決勝モロッコ戦の前日会見に出席し、準々決勝でPKを失敗したイングランド代表のFWハリー・ケインに言及した。試合後にはテキストメッセージでのやり取りをしていたという。

 ロリスとケインはトッテナムのチームメート。ロリスはイングランド戦の前日会見にも登壇し、二人の関係性を「9年近く一緒にプレーしているし、ピッチ内外でも仲が良いし、お互いをよく理解している」とうれしそうに語っていた。

 それでも試合は両者の明暗が分かれた。フランス代表通算単独最多の143試合目を迎えたロリスは、ケインの決定的なシュートを止めるなどハイパフォーマンスを発揮。一方、ケインは後半に一時同点ゴールとなるPKを決め、イングランド代表通算最多タイ53ゴール目を記録したが、再び勝ち越された状況で獲得した2度目のPKは枠外に外した。その結果、フランスが準決勝への切符を手にした。

 ロリスはこの一戦に勝利したが、悲嘆に暮れる同僚の心中に思うところがあったようだ。

 モロッコ戦の前日会見で報道陣からケインへの思いを聞かれたロリスは「試合後にテキスト(メール)があった。試合直後のドレッシングルームだったので言葉を見つけるのは簡単ではなかった。彼は休む時間を必要としていたと思う」と悲痛な心境を吐露。一方で「イングランド代表にとっても、ハリーにとっても難しい時間となったが、彼が代表としてこれまでやってきたことは誇りに持っていい」と同僚を気遣った。

 また「フットボールの歴史では多くの選手がキャリアの中でPK失敗を経験してきた。リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、そしてキリアン・ムバッペもだ」とフォロー。「ハリーが懸命に努力してきたことに疑いの余地はないし、これからもトッテナムや代表チームが輝けるように手助けしてくれることは間違いない」と前向きに語った。

(取材・文 竹内達也)
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