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デシャン監督、ベンゼマの電撃合流を完全否定「24人が自由に使える選手たちだ」

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前日会見に出席したフランス代表のディディエ・デシャン監督

 フランス代表のディディエ・デシャン監督が17日、カタールW杯決勝戦アルゼンチン戦の前日会見に出席し、負傷のためチームを離れているFWカリム・ベンゼマ(R・マドリー)が合流する可能性を明確に否定した。

 左太ももの負傷で今大会の欠場が発表されていたベンゼマは今月中旬以降、所属先のレアル・マドリーでトレーニングを行っており、プレーできる状態にあることが判明。追加招集はされておらず、現在も登録メンバーリストには残っていることで、現地の一部メディアからフランス代表に合流するのではないかと報じられていた。

 デシャン監督は準決勝モロッコ戦後の記者会見で、報道陣からベンゼマの合流可否について問われ、「次の質問をどうぞ。申し訳ないが」と回答を拒否。ところがこの返答がさらなる憶測を生み、決勝を目前にしてもベンゼマの動向に注目が集まっていた。

 デシャン監督は決勝戦の前日会見で、明確に合流の可能性を否定した。

「われわれのチームには24人の選手がいて、その選手たちが誰かは知っている通りだ。彼らが私が自由に使える選手たちだ。すでに決断は下されている。ここにいない選手のことを聞くのはその選手たちに対してフェアではない」。

 報道陣の質問に疑問も投げかけた指揮官は、大会直前に負傷で招集を辞退したMFクリストファー・エンクンク、大会初戦で大怪我をしたDFリュカ・エルナンデスの名前も列挙。「メンバーに入っていたにもかかわらず失ってしまった選手もいる。24人の選手に焦点を合わせていて、彼らが明日のアルゼンチン戦に出場できる」と明言した。

 また一部報道ではベンゼマのほか、負傷のため今大会に招集されていないMFエンゴロ・カンテ、MFポール・ポグバらがカタールに観戦に訪れるのではないかと伝えられていたが、指揮官は「誰が試合を見に来るかは私が決めることではない。誰が見に来るのか、応援に来るのかは本当に知らない」と述べるにとどまった。

(取材・文 竹内達也)
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