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3位決定戦POTMは驚異の20歳DFグバルディオル!! PK獲得未遂もサラリ「3位になれたからどっちでもいい」

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DFヨシュコ・グバルディオル(ライプツィヒ)が先制ゴール

[12.17 カタールW杯3位決定戦 クロアチア 2-1 モロッコ ドーハ/ハリファ]

 カタールW杯を通じて圧巻のパフォーマンスを発揮したクロアチア代表の20歳DFヨシュコ・グバルディオル(ライプツィヒ)が、ついにワールドカップ初ゴールを記録し、3位決定戦のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

 前半7分だった。ゴール正面で獲得したFKをMFルカ・モドリッチが蹴ると見せかけ、MFロブロ・マイェルがふわりとペナルティエリア内に送り込み、絶妙な動き出しを見せたFWイバン・ペリシッチが頭で折り返すと、これに反応したのがグバルディオル。強烈なダイビングヘッドでゴール左隅を射抜き、W杯初ゴールが3位決定戦での貴重な先制点となった。

 決勝トーナメント1回戦の日本戦でも強烈な攻め上がりを見せるなど、攻撃でも脅威になっていた20歳。現地のテレビインタビューで「ゴールを決めることはずっと前から夢見ていたけど、最後の試合までうまくいかなかった。僕が取るべきだったのかはよくわからないけど、すごく幸せだよ」と率直な喜びを語った。

 また2-1で迎えた後半29分にはあわや2点目という場面もあった。自陣でボールを持ったグバルディオルはこれまでの試合でも時折見せていたドリブル突破を仕掛けると、味方とのワンツーでペナルティエリア内へ。最後は相手に倒されたにもかかわらず、ホイッスルは吹かれなかったが、規格外の才能を3位決定戦の舞台でも発揮した。

「本当に接触はあったけど、それはもう関係ない。正直に言ってどっちでもいい。3位になることができたから」

 微妙な判定に恨み言を述べることもせず、チームの成績を誇ったグバルディオル。準決勝アルゼンチン戦でのFWリオネル・メッシ(パリSG)とのマッチアップについては「過去の話。もう戻りたくはない……」と苦笑いを見せつつも、「ここに帰ってくることができた。集中しなければならないことはわかっていたし、今日の試合で3位にふさわしいことを証明できて良かった」と手応えを語った。

(取材・文 竹内達也)
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