beacon

FIFA幹部が日本の放送局に嘆き「開幕まで2か月を切ったが…」女子W杯のテレビ放映いまだ決まらず

このエントリーをはてなブックマークに追加

 オーストラリアとニュージーランドで行われる女子ワールドカップは、日本国内でのテレビ放送がいまだに決まっていない。7月20日の開幕まで2か月を切っている中、国際サッカー連盟(FIFA)の幹部から批判の声が上がるという事態に発展している。

 オーストラリア『デイリー・テレグラフ』は今月下旬、『コード・スポーツ』による記事をウェブサイトに掲載。「日本は放送問題が最も多い国だ」と断定した上で、FIFA最高経営責任者のロミー・ガイ氏の次のような言葉を紹介している。

「日本は女子サッカー界における優秀さの代名詞となっている。彼女たちは2011年のFIFA 女子ワールドカップで優勝し、その4年後には準優勝した。なのに大会開幕まであと2か月を切ったが、日本に現在、放映する局がないというのが私を悲しませる理由だ」

「日本のサポーターはトップレベルのサッカーの試合を一晩中見ていることに慣れている。そもそもトーナメントはオーストラリアとニュージーランドで開催されるため、日本のファンは潤沢な放送枠で世界最高の選手たちを観戦する機会が得られるはずだ」

 FIFAは2021年、男子と女子のW杯の放映権を切り離しており、女子W杯単独で放映権販売が行われるのは今回が初めて。現状では日本の他にもイタリア、ドイツ、スペイン、フランスなどの強豪国でいまだに合意に至っていないという。

 交渉が難航している理由は金額の相違。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が今月上旬にWTO(世界貿易機関)のパネルディスカッションで講演した内容によると、W杯の欧州での視聴率は男子W杯の半分程度あるにもかかわらず、各国からの提示額は1/20〜1/100程度にとどまっているといい、賞金などの公正な報酬の実現を呼びかけていた。

 ロミー・ガイ氏によると、日本では男子W杯と女子W杯の視聴者数は10倍程度の差がある一方、提示額はさらに大幅に開きがあるといい、「日本の放送局に対して、女子サッカーの価値を認め、われわれの試合に見合った対価を支払うよう求めたい」としている。

●女子ワールドカップ2023特集

「ゲキサカ」ショート動画

TOP