まさにメッシ劇場!!PK失敗も大逆転導く1G1A!! 王者アルゼンチン、エジプトに0-2窮地もベスト8生還
FW
[7.7 W杯決勝T2回戦 アルゼンチン 3-2 エジプト]
北中米ワールドカップは7日、決勝トーナメント2回戦(ラウンド16)を行い、前回王者のアルゼンチン代表がエジプト代表に3-2で勝利した。一時0-2のビハインドに陥ったが、前半にPKを失敗していたFWリオネル・メッシが同点の1ゴール1アシスト。最後は後半アディショナルタイムにカウンターからMFエンソ・フェルナンデスが決勝点を叩き込み、大逆転でベスト8進出を決めた。
連覇を狙うアルゼンチンは延長戦にもつれ込んだラウンド32のカーボベルデ戦(◯3-2)から先発3人を変更。新たにFWフリアン・アルバレス、MFレアンドロ・パレデス、DFニコラス・タグリアフィコが先発した。パレデスはボランチの一角に入り、MFアレクシス・マック・アリスターが左サイドハーフに移るカタールW杯仕様の布陣で臨んだ。
対するエジプトはPK戦の死闘を制し、史上初のW杯ベスト16進出を果たしたラウンド32のオーストラリア戦から1人を変更。マンチェスター・C所属のFWオマル・マーモウシュをベンチに下げ、オビエドで10番を背負うFWハイセム・ハッサンが今大会初先発で右サイドハーフに入った。[スタメン&布陣]
試合は序盤こそアルゼンチンがボールを握ったが、勢いを持って押し返したエジプトが先手を取った。前半15分、右CKのショートコーナーからMFエマム・アシュールが2人を引きつけ、MFマルワン・アッティアがクロスを送ると、ファーサイドで合わせたのはDFヤセル・イブラヒム。DFリサンドロ・マルティネスに競り勝つ高い打点のヘディングシュートでねじ込んだ。
ビハインドを喫したアルゼンチンも前半19分、すぐさま反撃に出た。中盤に引いて受けたメッシが左に預け、MFエンソ・フェルナンデスがスルーパスを送ると、抜け出したタグリアフィコがハッサンのタックルを受けてPKを獲得。ところがメッシのPKはエジプトGKモスタファ・ショベイルに止められ、W杯史上初となる今大会2度目のPK失敗となった。
メッシの失敗を取り返したいアルゼンチンは前半28分、MFロドリゴ・デ・パウルのクロスにマック・アリスターが飛び込むも、ヘディングシュートはまたもGKショベイルがスーパーセーブ。同30分にはマック・アリスターがファウルを受け、ゴール正面でFKを獲得したが、メッシのキックは右ポストに弾かれた。
さらにアルゼンチンは前半38分、右サイドからのパスを受けたメッシのカットインシュートが力みすぎてしまい、大きく枠外へ。同39分にはロングフィードに抜け出したタグリアフィコの折り返しにアルバレスが飛び込むも、ワンタッチシュートはGKのスーパーセーブに止められ、0-1のままハーフタイムを迎えた。
ハーフタイム明けにはアルゼンチンの選手たちがいち早くピッチに姿を見せ、後半の反撃に向けてエジプトを待ち構えた。一方のエジプトは先に動き、アシュールに代わってDFハムディ・ファティを投入。ファティは中盤に入って4-5-1の布陣となり、サラーが1トップ、FWモスタファ・ジコが左サイドに回った。
そうして迎えた後半13分、エジプトが今度はカウンターから一刺しした。自陣右サイドでアッティアがL・マルティネスからボールを奪い、ハッサンのロングドリブルで大きく前進すると、最後はFWモハメド・サラーのラストパスにMFモスタファ・ジコが反応。冷静に浮かせるシュートでゴールに沈めた。だが、ここでVARが介入。アッティアのボール奪取時にファウルがあったとして、得点は認められなかった。
それでもエジプトは後半22分、前がかりに出てきたアルゼンチンの背後を突いてカウンターに出ると、サラーが中盤を持ち上がって右にパス。受けたハッサンが鋭い縦突破からゴール前に折り返すと、再び飛び込んできたジコが今度こそワンタッチで押し込み、2-0とリードを広げた。
ところがアルゼンチンもなんとか意地を見せる。後半34分、セットプレーから押し込んで右サイドでメッシがタメを作り、インスイングのクロスボールを送ると、これにDFクリスティアン・ロメロが反応。ヘディングシュートがGKの手を弾いてゴールに吸い込まれ、残り10分間のところで1点を返した。
なおも勢いに乗るアルゼンチンはメッシが右サイドを切り裂き、折り返しのクロスに途中出場FWラウタロ・マルティネスが頭で合わせるも、枠を捉えられない。続くCKでもメッシのキックがGKに大きく弾かれ、エジプトも集中した守りを見せていた。
それでも後半38分、メッシはその上をいった。自ら右サイドを仕掛けて上げたクロスをロメロが競り落とし、途中出場のDFゴンサロ・モンティエルがペナルティエリア内で懸命につなぐと、そこに走り込んでいたメッシが左足ボレー。豪快にネットに突き刺し、瞬く間に同点に追いついた。メッシはこれで得点ランキング単独首位の8ゴール目となった。
さらにアルゼンチンは後半アディショナルタイム3分、相手のカウンターを阻むと、カウンターからL・マルティネスが右サイドを突破。豪快なロングクロスをファーサイドに送り込み、ハイジャンプを見せたE・フェルナンデスが完璧なヘディングシュートを突き刺した。そのままタイムアップ。まさに“メッシ劇場”で蘇ったアルゼンチンが大逆転でベスト8進出を決めた。
(取材・文 竹内達也)
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北中米ワールドカップは7日、決勝トーナメント2回戦(ラウンド16)を行い、前回王者のアルゼンチン代表がエジプト代表に3-2で勝利した。一時0-2のビハインドに陥ったが、前半にPKを失敗していたFWリオネル・メッシが同点の1ゴール1アシスト。最後は後半アディショナルタイムにカウンターからMFエンソ・フェルナンデスが決勝点を叩き込み、大逆転でベスト8進出を決めた。
連覇を狙うアルゼンチンは延長戦にもつれ込んだラウンド32のカーボベルデ戦(◯3-2)から先発3人を変更。新たにFWフリアン・アルバレス、MFレアンドロ・パレデス、DFニコラス・タグリアフィコが先発した。パレデスはボランチの一角に入り、MFアレクシス・マック・アリスターが左サイドハーフに移るカタールW杯仕様の布陣で臨んだ。
対するエジプトはPK戦の死闘を制し、史上初のW杯ベスト16進出を果たしたラウンド32のオーストラリア戦から1人を変更。マンチェスター・C所属のFWオマル・マーモウシュをベンチに下げ、オビエドで10番を背負うFWハイセム・ハッサンが今大会初先発で右サイドハーフに入った。[スタメン&布陣]
試合は序盤こそアルゼンチンがボールを握ったが、勢いを持って押し返したエジプトが先手を取った。前半15分、右CKのショートコーナーからMFエマム・アシュールが2人を引きつけ、MFマルワン・アッティアがクロスを送ると、ファーサイドで合わせたのはDFヤセル・イブラヒム。DFリサンドロ・マルティネスに競り勝つ高い打点のヘディングシュートでねじ込んだ。
ビハインドを喫したアルゼンチンも前半19分、すぐさま反撃に出た。中盤に引いて受けたメッシが左に預け、MFエンソ・フェルナンデスがスルーパスを送ると、抜け出したタグリアフィコがハッサンのタックルを受けてPKを獲得。ところがメッシのPKはエジプトGKモスタファ・ショベイルに止められ、W杯史上初となる今大会2度目のPK失敗となった。
メッシの失敗を取り返したいアルゼンチンは前半28分、MFロドリゴ・デ・パウルのクロスにマック・アリスターが飛び込むも、ヘディングシュートはまたもGKショベイルがスーパーセーブ。同30分にはマック・アリスターがファウルを受け、ゴール正面でFKを獲得したが、メッシのキックは右ポストに弾かれた。
さらにアルゼンチンは前半38分、右サイドからのパスを受けたメッシのカットインシュートが力みすぎてしまい、大きく枠外へ。同39分にはロングフィードに抜け出したタグリアフィコの折り返しにアルバレスが飛び込むも、ワンタッチシュートはGKのスーパーセーブに止められ、0-1のままハーフタイムを迎えた。
ハーフタイム明けにはアルゼンチンの選手たちがいち早くピッチに姿を見せ、後半の反撃に向けてエジプトを待ち構えた。一方のエジプトは先に動き、アシュールに代わってDFハムディ・ファティを投入。ファティは中盤に入って4-5-1の布陣となり、サラーが1トップ、FWモスタファ・ジコが左サイドに回った。
そうして迎えた後半13分、エジプトが今度はカウンターから一刺しした。自陣右サイドでアッティアがL・マルティネスからボールを奪い、ハッサンのロングドリブルで大きく前進すると、最後はFWモハメド・サラーのラストパスにMFモスタファ・ジコが反応。冷静に浮かせるシュートでゴールに沈めた。だが、ここでVARが介入。アッティアのボール奪取時にファウルがあったとして、得点は認められなかった。
それでもエジプトは後半22分、前がかりに出てきたアルゼンチンの背後を突いてカウンターに出ると、サラーが中盤を持ち上がって右にパス。受けたハッサンが鋭い縦突破からゴール前に折り返すと、再び飛び込んできたジコが今度こそワンタッチで押し込み、2-0とリードを広げた。
ところがアルゼンチンもなんとか意地を見せる。後半34分、セットプレーから押し込んで右サイドでメッシがタメを作り、インスイングのクロスボールを送ると、これにDFクリスティアン・ロメロが反応。ヘディングシュートがGKの手を弾いてゴールに吸い込まれ、残り10分間のところで1点を返した。
なおも勢いに乗るアルゼンチンはメッシが右サイドを切り裂き、折り返しのクロスに途中出場FWラウタロ・マルティネスが頭で合わせるも、枠を捉えられない。続くCKでもメッシのキックがGKに大きく弾かれ、エジプトも集中した守りを見せていた。
それでも後半38分、メッシはその上をいった。自ら右サイドを仕掛けて上げたクロスをロメロが競り落とし、途中出場のDFゴンサロ・モンティエルがペナルティエリア内で懸命につなぐと、そこに走り込んでいたメッシが左足ボレー。豪快にネットに突き刺し、瞬く間に同点に追いついた。メッシはこれで得点ランキング単独首位の8ゴール目となった。
さらにアルゼンチンは後半アディショナルタイム3分、相手のカウンターを阻むと、カウンターからL・マルティネスが右サイドを突破。豪快なロングクロスをファーサイドに送り込み、ハイジャンプを見せたE・フェルナンデスが完璧なヘディングシュートを突き刺した。そのままタイムアップ。まさに“メッシ劇場”で蘇ったアルゼンチンが大逆転でベスト8進出を決めた。
(取材・文 竹内達也)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
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