FIFA審判委員長がアルゼンチン対エジプトの2シーンを説明…ゴール取り消しと決勝点めぐる判定に一部から批判の声
国際サッカー連盟(FIFA)審判委員長のピエルルイジ・コリーナ氏が9日、FIFA公式サイトを通じてエジプト代表が判定を批判した2シーンについて説明した。
エジプトは北中米ワールドカップ決勝トーナメント2回戦でアルゼンチン代表と対戦し、1-0でリードする後半13分にカウンターからFWモスタファ・ジコがゴールネットを揺らした。ところがVARが介入した結果、カウンターの起点となったエジプト自陣深くでMFマルワン・アッティアがDFリサンドロ・マルティネスからボールを奪取したプレーでファウルがあったことが判明してゴールが取り消された。
コリーナ氏は大原則として「VARはゴールが決まるたびにアタッキング・ポゼッション・フェイズ(APP)をチェックする。一連の流れの中でファウルが発見されてゴールに影響を与えたと見なされた場合、VARはオンフィールド・レビューを勧める。ゴールまでの距離や事象からゴールまでに要した時間に明確な制限はない」と説明。その上でこのシーンはアッティアがL・マルティネスの足を踏んでいたとして、「ファウルというものはファウルであると考えている」と指針を語った。
また、「明白かに関係なく、主審がピッチ上で見ていなかったファウルにもVARは介入できる」とコリーナ氏。VARは「はっきりとした明白な間違い」のほか「見逃された重大な事象」でも介入できるため、主審が足を踏んでいることに気づかなかったことがVARの介入に繋がったことを示唆した。
続けてアルゼンチンの決勝点についても説明があった。2-2で迎えた後半45+3分、エジプトのFWモハメド・サラーが敵陣ペナルティエリア内でドリブルを仕掛けるも、FWフリアン・アルバレスに対応されて転倒。アルゼンチンは再びカウンターを発動し、最後はMFエンソ・フェルナンデスがヘディングシュートを決めた。エジプトベンチは得点後、サラーに対するファウルでPKにすべきだと執拗に抗議していた。
コリーナ氏は「DFがボールに先に触れてから通常のサッカーでのコンタクトが生まれた場合はファウルではない」と切り出してこの事象を説明。サラーとアルバレスの間に足同士の接触はあったが、アルバレスがボールに触れた後に軽く当たった程度というものであり「主審とVARは通常のサッカーでのコンタクトと判断した」。適切な判定でゴールが認められていたことを示した。
それぞれの判定が正当だったことを示したコリーナ氏は、「判定に関する建設的な議論はサッカーの一部だが、根拠のない非難はスポーツにふさわしくない」ともコメント。チームからも審判員に対する中傷や揶揄がしばしば見受けられる中で「W杯担当審判員の誠実さを疑うことは誰にもできない。そうしたものは審判員や彼らの家族に対する脅迫にも繋がるような反応を招く恐れがある。正しくないものだ」と訴えている。
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エジプトは北中米ワールドカップ決勝トーナメント2回戦でアルゼンチン代表と対戦し、1-0でリードする後半13分にカウンターからFWモスタファ・ジコがゴールネットを揺らした。ところがVARが介入した結果、カウンターの起点となったエジプト自陣深くでMFマルワン・アッティアがDFリサンドロ・マルティネスからボールを奪取したプレーでファウルがあったことが判明してゴールが取り消された。
コリーナ氏は大原則として「VARはゴールが決まるたびにアタッキング・ポゼッション・フェイズ(APP)をチェックする。一連の流れの中でファウルが発見されてゴールに影響を与えたと見なされた場合、VARはオンフィールド・レビューを勧める。ゴールまでの距離や事象からゴールまでに要した時間に明確な制限はない」と説明。その上でこのシーンはアッティアがL・マルティネスの足を踏んでいたとして、「ファウルというものはファウルであると考えている」と指針を語った。
また、「明白かに関係なく、主審がピッチ上で見ていなかったファウルにもVARは介入できる」とコリーナ氏。VARは「はっきりとした明白な間違い」のほか「見逃された重大な事象」でも介入できるため、主審が足を踏んでいることに気づかなかったことがVARの介入に繋がったことを示唆した。
続けてアルゼンチンの決勝点についても説明があった。2-2で迎えた後半45+3分、エジプトのFWモハメド・サラーが敵陣ペナルティエリア内でドリブルを仕掛けるも、FWフリアン・アルバレスに対応されて転倒。アルゼンチンは再びカウンターを発動し、最後はMFエンソ・フェルナンデスがヘディングシュートを決めた。エジプトベンチは得点後、サラーに対するファウルでPKにすべきだと執拗に抗議していた。
コリーナ氏は「DFがボールに先に触れてから通常のサッカーでのコンタクトが生まれた場合はファウルではない」と切り出してこの事象を説明。サラーとアルバレスの間に足同士の接触はあったが、アルバレスがボールに触れた後に軽く当たった程度というものであり「主審とVARは通常のサッカーでのコンタクトと判断した」。適切な判定でゴールが認められていたことを示した。
それぞれの判定が正当だったことを示したコリーナ氏は、「判定に関する建設的な議論はサッカーの一部だが、根拠のない非難はスポーツにふさわしくない」ともコメント。チームからも審判員に対する中傷や揶揄がしばしば見受けられる中で「W杯担当審判員の誠実さを疑うことは誰にもできない。そうしたものは審判員や彼らの家族に対する脅迫にも繋がるような反応を招く恐れがある。正しくないものだ」と訴えている。
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