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[Y☆voice237]横浜FMユースMF早坂翔「去年成し遂げられなかった全国制覇を」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第237回目は横浜F・マリノスユースMF早坂翔選手(3年)です。U-16日本代表選出歴を持つMFは出足の早い守備と技術、スピードでチームに勝利をもたらすキャプテン。日本一獲得を目指すチームの柱の今年の目標とは?(取材日:3月26日)

―マリノスカップの東福岡戦(5-2で勝利)を振り返って
「前半取るべき所で取れて、上手く突き放せたんですけど、後半になって相手がどんどん前線へ蹴りこんでくる中で、自分たちの守備が難しくなって、自分たちの時間が減って来たんですけど、その中でも勝てたことは良かったと思います」

―中盤でボールを奪って、捌いてを繰り返していた
「自分は前半、足下がおぼつかないところがあったし、思ったよりもパスが芝で止まってつながらないことがあったんですけど、後半から徐々に自分がセカンドボールを拾って前線につなぐプレーだったり、そういうところができたので良かった。守備は順調でした。でも攻撃では課題が残ったと思います。まず守備から入って自分たちの時間を長くするというのが自分たちのやり方なんで、もうちょっと自分たちの時間を長く出来ればよかった」

―守備面では非常に利いていた
「FWから凄いプレッシャーをかけてくれるんで、取りやすいという面があります。(2トップは)きょう点も取ってくれたので助かりました」

―自分自身はどういうプレーヤーになりたい?
「攻撃も守備も身近な人なんですけど、(トップチームへ昇格した)喜田(拓也)クンを参考に。攻撃の方ではもっと決定的な選手になれるようになりたいです。自分は今までショートパスをつないで流れをつくる方だった。もっと決定的なパスやシュートを決められる選手になりたい」

―キャプテンは自分で立候補
「いえ、力さん(松橋監督)から『やってくれ』と言われて。チームから信頼されていること、あとジュニアユースから見ている中でコーチが自分が中心になってしゃべっているところとかを見ていてくれた。あと1年の目標ということで、自分のこれからやるべきこと、なりたい自分の理想をを紙に書いたんですけど、それを見て監督も決めてくれました」

―昨年はクラブユース選手権準優勝などトーナメントで強さを発揮した
「今年はプレミアに上がることを目標にやっていますし、去年成し遂げられなかった全国制覇を目標にやっている。自分たちの代は今、強いのでこれからもっとチームのベースをレベルアップして行きたいです」

―特長と課題は
「特長は個が強くて、一人ひとり個の力があるので、それを上手く噛みあわせていく。そうしたら優勝できると思います。自分たちが悪い状況になった時にお互いが言い合ったり、そういう一面もある。もっと助けあって、サポートをもっと多くして、自分たちの特長を活かせるようにゲームを進めていければいいです。サイドはドリブルでいける選手がいるし、前にもスピードのある選手とボールを収められる選手がいる。ボランチで決定機をつくれる相方もいるので、自分はそれを上手く引き出すことのできるような試合展開にしていきたいです」

(取材・文 吉田太郎)
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連載:「Youth star voice」

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