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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.8]群馬県MF大塚諒(前橋育英高1年)

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」 
[10.20 国体少年男子準決勝 群馬県 3-1(延長)京都府 雲仙市国見総合運動公園多目的芝生広場]

 群馬県は3試合連続の延長戦を走りぬいて05年以来となる国体決勝進出。中でも運動量で貢献したのがダブルボランチの一角、MF大塚諒(前橋育英高1年)だった。個で打開できる選手揃う京都府の攻撃陣をスピードに乗せないように献身的なプレスの連続。そしてこの日は足をいっぱいに伸ばしてインターセプトやシュートブロックし、セカンドボールの攻防戦でもマイボールにする回数を増やしていた。「守備面は凄く頑張っていた方だと思います」と微笑んだ大塚は「きのう(準々決勝)はセカンドボールが拾われていたんですけど、きょうは修正して自分たちの時間を長くしました。守備でパスカットしてカウンターに繋げるのはボクの役割。どれだけボールを獲れるかは重視している」。その言葉通りの奮闘。延長戦を含めた90分間走り回った。

「走ることによって、チームとしてもいい流れに持って行けることもできるし、相手が疲れている中でチャンスメークもできる」と走ることの重要性を語る大塚。櫻井勉監督(前橋育英高)もそのMFの走りを評価していた。ただ期待も大きいだけに「まだ物足りないですね。もっと行けます。もっと強くなって、もっと(ボールを持った時に)顔上げていかないといけない。もう少し成長して1ランク上のところまで行かないと」とより高い水準のプレーを求める。

 大塚が今大会で感じたことは「全国大会でレベルが上がるに連れて自分のプレーができていない」ということ。守備面に加えてよりゲームをつくること、3人目の動きやボランチの位置から飛び出す動きももっと磨かなければならない。今後は「あの人の守備、ビルドアップの関わりは凄い」という前橋育英高の先輩ボランチでU-19日本代表でもあるMF鈴木徳真のプレーも参考に自分自身の特長を磨いていくこと。横浜FMジュニアユース追浜出身の大塚は、この国体決勝で地元・神奈川県に敗れた悔しさも糧に成長を遂げる。

[写真]豊富な運動量で群馬県の勝利に貢献した大塚(右)

(取材・文 吉田太郎)
 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そして今回、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画がスタート! 各地の高校世代のゲームの中から、毎週つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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