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[国体少年男子]和歌山FW丸畑とともに大会最多得点の神奈川県MF村田「毎回みんなからいいボールが来ていた」

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[10.1 国体少年男子決勝 神奈川県 0-0 福岡県 上富田スポーツセンター球技場]

 神奈川県のエースMF村田聖樹(川崎F U-18、1年)は決勝こそ無得点に終わったものの、今大会3得点。和歌山県FW丸畑紘杜と並んで15年国体少年男子の最多得点者となった。“得点王”に輝いたことについて「毎回みんなからいいボールが来ていたので、決めるだけ、というシュートが多かったです」と村田。だが、決勝では高い位置でキープ力を発揮して攻撃のポイントとなっていたが、得点を奪うことができず。本人も「取りたかったです」と悔しがっていた。

 所属する川崎F U-18ではボランチを努め、周囲の選手たちをサポートする役割だが、今大会はその攻撃センスの高さで差を生み出していた。初戦から3試合連発で神奈川を決勝へ導いたMFは、チームの攻撃についても初戦から一戦一戦向上したことを実感。「最初の方はビルドアップも上手く行かなくて、セカンドボールを拾ってショートカウンターという攻撃が多かったんですけど、試合を重ねていくにつれて一人ひとりが成長していて、ビルドアップもうまくなっていたし、押し込んで自分たちの時間も多くなって、前をやっている自分にとってはやりやすい形になっていた」

 単独優勝こそ逃したものの、2連覇達成。「0-0で点も取れなかったし、みんな単独優勝を狙っていたのでそういう意味では悔しかったです」と悔しがったが、それでも結果を残したことについては前向きだ。シーズン終盤は日本一を目指すJユースカップのほか、プレミアリーグ昇格へ向けたプリンスリーグ関東もある。その戦いの中でチームに貢献すること。そしてより存在感ある選手になる。

「しっかり試合に出続けて、得点に絡んでいくプレーとかもっとチームで増やして、もっと勝利に貢献できるように、相手の脅威になれるプレーヤーになっていきたいです」。国体のパフォーマンスを自信にステップアップを果たす。

(取材・文 吉田太郎)
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