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[MOM1742]広島観音FW沼田和真(新3年)_「面白い」素材がこだわるゴール、交代出場で華麗に先制点!

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.29 ミズノカップIN香川予選リーグBパート第1節 広島観音高 2-0 桃山学院高 瀬戸大橋記念公園球技場コート3]

 交代出場の長身ストライカーが桃山学院高ゴールをこじ開けた。0-0の後半9分に投入された広島観音高FW沼田和真(新3年)は同14分、左サイドへ開いてボールを受けるとDFを外して中央へ切れ込む。そしてカバーしたDFも上手く外して右足で先制ゴールを流しこんだ。

「(サイドでボールを受けて中を見て、)点を取りに行こうと思って中に仕掛けたら相手を上手く剥がせたので、ゴールもう一回見たらDFのもう一枚来ていたのでさらに中切れ込んで。GKの位置もしっかり見えていた」。身長179cmの高さと50m走6秒台前半のスピード、そしてテクニックを併せ持つ沼田が決めた鮮やかな一撃が均衡を破った。

 運動能力が高く、内田仁監督も「面白い」という素材。だが、中国新人大会でも見られたが、決定機を逃してしまうシーンもあって選手層の厚いチームの中で主軸となるまでは至っていない。それでもチャンスメーカー役が多い中で常にハイサイドやDFの背後のスペースを狙って動くFWはこの日、結果を残した。

「決めるということができている時とできていない時がある。1対1になったら確実に決めていきたい。(現在は)途中から入ることが多いんですけど、絶対に点を取るという意識で試合に入っている。結果にこだわって点を取っていきたい。チームが苦しい時に点を取ってチームに貢献できるFWになっていきたい」。そのこだわりを持ち続けて、ゴールを決めて、チームの勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
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