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[プレミアリーグEAST]指揮官「僕が思っている以上に、彼らは成長してくれた」清水ユースが鹿島ユースに逆転勝ち

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後半45分、清水ユースはMF吉田峻(右)のアシストからFW新開成弥が決勝ゴール

[10.2 高円宮杯プレミアリーグEAST第15節 清水ユース 2-1 鹿島ユース 清水エスパルス三保G]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEASTは1日と2日、第15節を行った。6位の清水エスパルスユース(静岡)と8位・鹿島アントラーズユース(茨城)との一戦はホームの清水が2-1で逆転勝ちした。

 アウェーの鹿島は降格圏9位のアルビレックス新潟U-18と勝ち点6差。勝ち点を積み上げたい鹿島は0-0の後半13分、MF小沼樹輝が獲得したPKをDF篠崎輝和が右足で決めて先制する。だが、清水は16分に同時投入されたMF鈴木魁人とFW新関成弥が結果を残す。

 34分、「最初は反転してシュートを打とうと思ったのですが、体勢が厳しかったですし、(鈴木)魁人の動きが見えたのでパスをしました」というFW平墳迅のクロスを「平墳が前線で起点になってくれることで、相手がボールウォッチャーになり、自分のポジションが空くと思ったので、いかに自分がフリーでボールを受けられるか考えながらプレーをしました。ゴールはそれが上手くできた結果だと思います」と振り返る鈴木が左足で決めて同点に追いつく。

 そして試合終了間際の後半45分、MF吉田峻の右クロスを新関が頭で合わせて決勝点を奪った。清水は後半に先制されながら逆転勝ちして首位と勝ち点6差。平岡宏章監督は「今、上を狙える場所にいるのは、チームの成長だと思います。僕が思っている以上に、彼らは成長してくれた。夏のクラブユース選手権で決勝まで行けたことが選手たちの大きな自信になったと思います」と讃えた。

 一方、敗れた鹿島は新潟との勝ち点差が5に。昨年のプレミアリーグチャンピオンシップ優勝チームは残り3試合、個々の選手が成長を目指すと同時に、プレミアリーグ残留を決めることに集中する。熊谷浩二監督は「スタメンに2年生が多く、彼らは昨年の優勝を見て、今の残留争いを経験している。学ぶことは多いと思います。残り3節、1、2年生がもっと出てこないと、今後につながらないので、そこを育てながら、残留に向けてブレずに戦いたいと思います」と語り、MF西本卓申は「良い形で試合に入って、先制することができましたが、失点のシーンは寄せが甘かった。残り3試合、もう一度チームとしてどうしていきたいかを考えて、再開後に勝点を積み重ねられるようにしていきたいです」と誓っていた。

(取材協力 JFA)
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