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2年連続で日本高校選抜欧州遠征参加の10番MF鳥海、「自分が引っ張っていかないといけない」

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日本高校選抜の10番MF鳥海芳樹

 6日にスタートした日本高校選抜の欧州遠征直前合宿(千葉)。11対11のミニゲームで生まれた唯一のゴールは高校選抜の10番MF鳥海芳樹(桐光学園高→桐蔭横浜大)が起点だった。

 ファーストタッチでDFの逆を取った鳥海はFW町野修斗(履正社高3年)とのワンツーで狭い局面を打開。最後はゴール前でパスを受けたFW安藤瑞季(長崎総科大附高)が左足でゴールを破った。

 鳥海は「攻撃っていうのは自分が起点になって得点に絡んでいかないといけないと思っているので、きょうひとつ良い形つくれたんですけど、もっと作っていかないといけない。守備が重視されているんで良い形で取ってから貪欲にシュート狙っていきたい。この間の試合(専修大との練習試合)も全体的にシュートが少なかったので、そこを自分が試合序盤だったら無理矢理でもいいのでシュートを打っていけたらなと思いますね」。ゴールに絡むプレーができたことは素直に喜んでいたが、同時にその数を増やしていくことを誓っていた。

 今回選ばれた日本高校選抜メンバー18名の中で唯一、2年連続の欧州遠征参加となる。「経験しているのは自分だけなんで自分が引っ張っていかないといけないという思いは強いですね」と語った鳥海は、今年の高校選抜にとって国内最終戦となる7日の流通経済大戦へ向けて「大会が近いので、どんな形でもいいので勝つっていうことにこだわって、守備はゼロで、攻撃はシュートを狙ってそれがゴールに繋がればいいなと思います」

 桐蔭横浜大を経てプロ入りを目指すMFにとっては貴重な海外でのプレー経験。「(欧州遠征での活躍によって)まずは大学に弾みをつけたい」という鳥海が、持ち味の鋭いドリブル突破とスルーパス、そしてシュートで一つでも多くのゴールを高校選抜にもたらす。

(取材・文 吉田太郎)
●日本高校選抜欧州遠征特設ページ

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