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[MOM2241]熊本国府FW高原大騎(1年)_兄と同じ「国府の9番」、先制のオーバーヘッド弾

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熊本国府高FW高原大騎

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.8 球蹴男児U-16リーグ第17節 熊本国府高 3-1 熊本学園大付高 垂水市多目的広場]

 熊本国府高はFW高原大騎(1年)がチームを勢い付けた。前半40分、CKを味方選手が競ると、浮き球を「多分、まぐれ」の右足オーバーヘッドシュート。これがゴールネットへ吸い込まれて先制ゴールとなった。

 その後も「身体小さいんですけれども、ボールをあまり失わない自信はあります」という高原は前線でボールを収め、鋭い縦への仕掛けなどでチャンスメーク。自分が決めなければならない、というストライカーとしての自覚を持つ9番は攻撃陣を引っ張って勝利に貢献した。

「国府の9番」は再び高原が背負う。熊本国府は昨年、15年ぶりにインターハイ出場を成し遂げているが、その際に9番を背負っていたのが高原の兄、FW高原悠太主将(現日本文理大)だった。

 同じポジションの兄から「FW同士で一緒なんで、分からないことがあったらたまに聞きます。ボールの収め方とか、ロングボールが来た時に一回身体を当てて受けるとか教えてもらいました」という弟は兄が果たせなかった選手権出場、そして全国での勝利を達成する意気込みだ。
 
 間もなく始まる選手権熊本県予選の登録メンバー入りを果たす可能性もありそう。「もしも入れたら試合に出れない人の分も背負って頑張って試合にかかわっていきたいと思っています」。チームのために全力で戦い、貴重なゴールを決めて、白星を引き寄せる。

(取材・文 吉田太郎)
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