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2年生MF井上と選手権得点王FW飯島がゴール!日本高校選抜が「NEXT GENERATION MATCH」2連勝!

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前半26分、日本高校選抜はMF井上怜(市立船橋高)が左足で先制ゴール

[2.10 NEXT GENERATION MATCH U-18 Jリーグ選抜 1-2 日本高校選抜 埼玉]

 日本高校選抜が2連勝!10日午前、U-18 Jリーグ選抜と日本高校選抜による「NEXT GENERATION MATCH」が埼玉スタジアムで開催され、2年生MF井上怜(市立船橋高)と選手権得点王FW飯島陸(前橋育英高)のゴールによって日本高校選抜が2-1で勝った。昨年に続く白星を飾った高校選抜は、通算成績を4勝3分2敗としている。

 高校2年生で構成されたJリーグ選抜は4-5-1システム。GKは大内一生(横浜FCユース)で右SB尾崎優樹(京都U-18)、CB河井哲太(G大阪ユース)、CB江川慶城主将(京都U-18)、左SB草住晃之介(FC東京U-18)。中盤は奥野耕平(G大阪ユース)と福岡慎平(京都U-18)のダブルボランチで右SH桂陸人(広島ユース)、左SH藤原志龍(徳島ユース)、トップ下が岩本翔(G大阪ユース)、そして1トップに宮代大聖(川崎F U-18)が入った。

 一方、第96回全国高校選手権の優秀選手中心の日本高校選抜は4-4-2システム。GK薄井覇斗(流通経済大柏高)、右SB後藤田亘輝(前橋育英高)、CB生駒仁(鹿児島城西高→横浜FM)、CB角田涼太朗(前橋育英高)、左SB佐藤拓海(青森山田高)。中盤は主将の田部井涼(前橋育英高)と宮本優太(流通経済大柏高)のダブルボランチで右SHが井上、左SHが菊地泰智(流通経済大柏高)、そして2トップは飯島と町野修斗(履正社高→横浜FM)がコンビを組んだ。

 互いに硬さもあってか、ミスが増えていた立ち上がり。その中、前線でボールを収める宮代や岩本を中心に連動してボールを動かすJリーグ選抜がPAへ迫る回数を増やしていく。

 だが、辛抱強くゴールを守った高校選抜が徐々に正確にボールを動かす時間を増加。16分には後藤田の右アーリークロスから町田が決定的なヘディングシュートを放つ。その後も町野と飯島の2トップにボールが集まる高校選抜は26分に先制点を奪う。

 田部井のスルーパスで右中間を抜け出した飯島がダイレクトで中央へ折り返す。これに走り込んだ井上が左足1タッチでゴールを破った。さらに町野のインターセプトから飯島が決定機を迎えるなど攻める高校選抜は36分、宮本の右ロングスローから中央の飯島が右足で決めて2-0とした。

 Jリーグ選抜は後半開始から3人をチェンジ。大内、尾崎、岩本に代えて、GK梅田透吾(清水ユース)、右SH上月壮一郎(京都U-18)、トップ下・棚橋尭士(横浜FMユース)が入った。そして13分には宮代、江川、藤原、草住に代えてCB監物拓歩(清水ユース)、ボランチ・森田晃樹(東京Vユース)、そして前線にFW原田烈志(G大阪ユース)とFW森海渡(柏U-18)が入った。

 高校選抜は19分に生駒と飯島に代えて、CB蓑田広大(青森山田高)とFW荒木駿太(長崎総科大附高)をピッチに送り出した。サイドから決定的なクロスや縦パスが入るも追加点を奪えない高校選抜に対し、Jリーグ選抜は上月のクロスに森が飛び込むなどサイドからチャンスを作る。

 26分、高校選抜は宮本に代えて、SH田中雄大(桐光学園高)を投入。32分には町野と井上に代えてボランチ・青木真生都(東福岡高)とFW圓道将良(旭川実高)を送り出した。

 時間が経過するにつれて攻守の連動性、安定感が高まっていった高校選抜は田部井を中心にボールを動かし、菊地が積極的にゴールを目指すなど最後まで攻め続ける。Jリーグ選抜もアディショナルタイムに棚橋の左クロスを原田が合わせて1点を奪い返したが、“高校サッカー部の日本代表チーム”が、選手権決勝の舞台でもある“聖地”埼スタでの80分間ゲームを笑顔で終えた。

(取材・文 吉田太郎)
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