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強豪校の練習施設に潜入取材。2年連続でJリーガー3人輩出の「育成チーム」興國は人工芝Gの他に豪華な…

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興國高の人工芝グラウンド

 高校サッカーの強豪校はどのような環境でトレーニングしているのか。グラウンド、部室、サッカー部寮……。各校の協力によって、高校進学を控えた中学生たちにとっても貴重な情報を教えてもらってきたぞ。第4回は2年連続でJリーガー3選手を輩出している“育成チーム”興國高(大阪)だ。

■人工芝グラウンド




 大阪市内に位置している校内の人工芝グラウンド。40×66mと決して広いスペースではないものの、「育成チーム」興國の技術、ボールコーディネーションの原点はここに。

■校外でもトレーニング




部員300人近い興國はA~E、1年A、1年Bと7チーム編成。週2日、J-GREEN堺へ移動してトレーニング。公式戦はセレッソ舞洲人工芝グラウンドなどで開催される。

■自慢のアスレチックセンター




最新のマシーンが揃った豪華なアスレチックセンター(興國高アリーナ4階)。運動部の生徒たちはここで肉体強化。




ジム横にはプロテインバーも併設されている。

■今年も3選手がプロ入り



レノファ山口内定のU-18日本代表左SB起海斗(左)とFC岐阜内定のFW村田透馬。岐阜に特別指定されている村田は、8月11日の京都戦でJ2デビューを果たした。




8月2日にはFW中川裕仁の愛媛FC加入内定が発表された。FW大垣勇樹(現名古屋)、MF西村恭史(現清水)、MF島津頼盛(現金沢)がプロ入りした昨年に続き、2年連続で3選手がJリーガーに。サッカー部ではないものの、C大阪U-18からC大阪へ昇格したMF中島元彦とFW山田寛人も昨年まで興國で学んだ。

■学校のアリーナで選手権大阪府予選の開会式




2100名収容という興國高のメインアリーナは高校選手権大阪府予選の開会式が行われるほどの規模。

■寮は学校の近隣に




「(将来は)まずは卒業してJリーガーに。チェルシーが好きなのでチェルシーで10番つけたい」という“スーパールーキー”U-16日本代表FW樺山諒乃介の部屋。学校から1、2分の距離のため、移動などの苦は無さそう。サッカーにも集中できる環境だ。「オンリーワン」のプレーヤーになることを目指して選手たちは日常を過ごす。

(取材・文、写真 吉田太郎、写真協力 興國高)

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