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[Rookie League]鹿島学園はFW大澤昌也が劇的同点弾、静岡学園とドロー

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この日2アシストの鹿島学園高右SB荒木駿輔(左)と静岡学園高の左SB福瀧臣吾が競り合う

[9.1 Rookie League A group第9節 静岡学園高 2-2 鹿島学園高 時之栖うさぎ島G]

 関東・静岡の強豪校の1年生たちが90分間ゲームのリーグ戦で力を磨く「2018 Rookie League」は1日、最終節を行った。上位リーグに当たるA groupの静岡学園高(静岡)対鹿島学園高戦は後半アディショナルタイムに鹿島学園FW大澤昌也が同点ゴールを決めて2-2で引き分けた。静岡学園は6位、鹿島学園は7位でシーズンを終えている。

 試合は静岡学園が先行する。前半9分、JFA U-16トレセンメンバーのFW加納大が右足で豪快にPKを決めて先制。CB田邊秀斗らが後方から徹底してボールを繋ぐ静岡学園は、A group アシスト王・MF渡辺怜歩のドリブルや1タッチパス、加納の仕掛けやFW小川光臣のキープなどもアクセントにボールを前進させる。そして29分、渡辺のアシストからCB市川聖也が決めて2-0と突き放した。

 だが、鹿島学園は左利きのGK櫻井絢介や最終ラインから長短のボールを繋いで反撃。長身右SB荒木駿輔の攻め上がりやFW高田楓斗の抜け出しなどを交えてゴールを目指す。すると43分、荒木のアシストから交代出場FW菊谷大地が決めて1点を返した。

 その後、スコアが動かないまま迎えた後半アディショナルタイム、再び荒木のアシストから「途中出場だったので結果を残したいと思っていた。自分の前にボールが転がってきたのでそれを思い切り打って入ったので良かったです」という交代出場FW大澤がRookie League初ゴールを決める。

 劇的な同点ゴールを決めた大澤は大宮ユースのU-16日本代表FW大澤朋也の双子の兄。大宮ジュニアユースから環境面などを考えて鹿島学園へ進学し、成長を目指す大澤は「今後は途中出場ではなくてスタメンで出られるように頑張っていきたいです。目標は選手権とかで全国に出て、自分がプレーできたら良いなと思います」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)
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