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[MOM2606]浦和学院FW高橋航大(3年)_「凄かった」先輩10番超えへ。弾丸ショットで先制弾

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浦和学院高は10番FW高橋航大は先制点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.8 埼玉県1部L第14節 浦和東高 1-2 浦和学院高 埼玉第4G]

 浦和学院高は10番を背負うFW高橋航大(3年)の弾丸ショットでスコアを動かした。0-0の後半9分、浦和学院は右CKからこぼれ球が後方で構える10番の前に転がる。これを高橋が右足ボレーでとらえると、弾丸ライナーの一撃がゴールに突き刺さった。

 ゴールシーンの前にも同じようなチャンスがあってシュートをフカしてしまっていた。だが、再び訪れたチャンスでは抑えのきいたシュートで先制点。チームに貴重なリードをもたらした。

 前半から積極的な仕掛けでチャンスメーク。この日浦和東高に敗れると、埼玉県1部リーグの残留争いから後退してしまうところだった。その大一番で決めたゴール。殊勲の高橋は「『勝つしか無い』と(森山泰行)監督にも言われていた。入れてやろうと思って入ったので良かった」と笑みを見せていた。

 昨年の10番はFC東京に特別指定され、J3でもプレーしたFW田中和樹(現法政大)が背負っていた。剛の田中に対し、高橋は細かいテクニックで勝負するアタッカー。タイプは違うが「あの人、ちょっと凄かったので越えられるように頑張る」と意気込んでいる。

 高校生活最後の選手権予選が1か月後にスタート。注目アタッカー・田中が成し遂げることができなかった全国出場を後輩の10番が達成できるか注目だ。波もあるようだが、他校も警戒する存在。「監督のためにも全国行きたいので。1勝でも多くできるように頑張る」という高橋が、この日のように、チームに何度でも歓喜をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)
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