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[MOM2611]桐光学園MF新井光(1年)_“もう一つの武器”トラップ見事に決めて2得点!

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桐光学園高のMF新井光は2得点の活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.16 NB CHAMPIONSHIP GL第3節 桐光学園高 2-0 東山高 時之栖うさぎ島G]

 桐光学園高は、今月初旬まで行われていた「Rookie League2018」BグループでMVPとアシスト王を獲得しているMF新井光(1年)が2得点の活躍。チームを「new balance CHAMPIONSHIP U-16/2018」の決勝トーナメントへ導いた。

 期待のドリブラーは、アシストを増やす一方でゴールを待望していた。今大会でも無得点が続いていたが、この試合はいずれもファインショットで2得点。“もう一つ”の武器としているトラップをゴールに結びつけた。

 まずは後半13分、トップ下の位置から左MF前川壮太(1年)とスイッチする形で左サイドへ開いた新井の下へMF奈良坂巧(1年)からアーリークロスが届く。これをコントロールした新井は、鋭い身のこなしでDFとの1対1を制して縦へ切れ込む。そして左足を振り抜くと、ボールは逆サイドのゴールネットに突き刺さった。「イメージ通りに足下に止められて、1対1でかわしてシュートも全部イメージ通りでした」という会心の一撃。これでチームにリードをもたらした。

 さらに17分には、中央での巧みなポジション取りからMF滝沢健斗(1年)のスルーパスをコントロール。絶妙なトラップで抜け出すと、GKとの1対1から右足シュートを流し込んだ。「ドリブルもそうですけれどもトラップも武器だと思っている。そのトラップが上手くいった」と新井。武器であるトラップで違いを作り出してチームを勝利へと導いた。

 久保昌成コーチは、トップチームで公式戦に出場するためによりパスの精度やボールを受ける動き、シュートに繋げる動きなどの向上を求める。本人も「ドリブルを得意としているならば、もっと自分が仕掛けられる選手にならないといけない。一人で何人も剥がせる選手になってシュートで終わることが自分には足りていないので意識しています」。この試合の2得点に満足することなく、課題を改善してより結果を残す選手、トップで通用する選手になる。

(取材・文 吉田太郎)

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