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[NB CHAMPIONSHIP U-16]青森から昌平で挑戦する注目MF棟方、青森山田との決勝を「楽しんで試合することができました」

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昌平高注目のMF棟方豪郎は故郷の名門・青森山田高との決勝を楽しんでプレー

[9.17 NB CHAMPIONSHIP決勝 昌平高 5-1 青森山田高 時之栖うさぎ島G]

「new balance CHAMPIONSHIP U-16/2018」決勝は、埼玉の新鋭・昌平高と北の名門・青森山田高との対戦となった。5-1で勝った昌平には「(青森山田と)戦ってみたかった」という思いを持って故郷のチームと対峙し、奮闘した選手がいる。それは青森のリベロ津軽SCから昌平へ進学したMF棟方豪郎(1年)だ。

 棟方は青森県選抜で10番を背負った経験やナショナルトレセンU-14にも選出された経歴を持つ注目のタレントだ。対戦した青森山田にはCB秋元琉星や右SB藤田夏寿丸、MF松木玖生ら当時から知っている選手たちがズラリ。その旧友たちとの対戦を勝利し、「楽しんで試合することができました」と振り返った。

 攻撃を組み立てることも、ゴール前で決定的な仕事をすることもできる注目プレーヤーは青森山田の選手たちと球際で激しいバトル。時に激しいチャージで潰されるシーンもあったが、個人技を活かして3点目に絡むなど印象的なプレーを見せた。

 試合には勝った。それでも、満足する内容ではなかった。棟方は「きょうの試合はそんなに得点にも絡めていなかったし、中盤でボールロストとか多かったので、まだまだだったかなと思います」と反省し、青森山田に勝ったことについても「今回勝ったことは自信にはなったけれども、過信せずにこれから頑張っていきたい」とコメントしていた。

 本人によると、青森山田に進学する可能性もあったようだが、棟方は埼玉での成長を決意。「覚悟を決めて、親元を離れて一人で頑張ると決めてきたので、そこは高校3年間ブレずにやって頑張っていきたい」と、今は昌平で自分を磨くことに集中している。

 これからAチームで活動する時間を伸ばし、来年は主軸、そして「高3はインターハイ、選手権も優勝してプロもしっかり視野に入れて頑張っていきたい」という目標を達成すること。地元からも注目され続けているMFは今回のように、一つでも多く良いニュースを埼玉から青森に届ける。

(取材・文 吉田太郎)

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