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全国決勝経験した先輩から助言、帝京新主将のGK冨田「選手権、インターハイの両方で全国に」

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名門・帝京高の新主将のGK冨田篤弘

 選手権優勝6回、インターハイ優勝3回の歴史を持つ帝京高(東京)は今年、05年以来14年ぶりにプリンスリーグ関東に参戦する。昨年の経験者の一人で、新主将のGK冨田篤弘(2年)が2019年シーズンへ向けた意気込みを語った。

―今年こそ全国へ、昇格したプリンスリーグ関東での活躍も目指すシーズンに。
「一個上の代がプリンスリーグでできるという貴重な機会を与えてくれたので、まず勝ち点25を目指してやっていきたい」

―プリンスリーグ参入は14年ぶりになる。
「(FC東京U-18や横浜FMユースなど)格上ばかり。チャレンジャー精神を持ってやっていくしかないと思っています」

―プリンスリーグの経験を高体連の大会に繋げていかなければならない。
「インターハイとか選手権で負けてしまったら意味がないので、プリンスリーグでレベルアップして選手権、インターハイの両方で全国に出れればなと思います」

―昨年はあと一歩で全国に届かず、悔しい1年に。
「去年、いい舞台で経験をさせてもらった分、自分がいいプレーをすること。自分が失点しなければチームも負けることはないと思う」。

―山下GKコーチもチームを勝たせるGKにならなければと
「この前の裏選手権で6失点してしまいましたし、自分は改善しなければならないと感じている。この間のジャパンユース(対北越高、3-1)でも1失点してしまって、ゼロに抑えることができなかったので、ゼロにこだわることは意識しています」

―ハイボールやシュートストップが特長。一方で課題は?
「ビルドアップや、チームが上手く行っていない時に一発の良いセーブをするところがまだ欠けているなと」

―去年、公式戦をかなり経験して自信になっている部分も。
「最初、Tリーグ(東京都1部リーグ)では緊張していたんですけれども、3年生の声がけもあって最後選手権前には『オレ、やってやるぞ』というモチベーションがあって楽しく試合ができるようになっていました」

―東京で一番のGKになってチームを勝たせたい。
「それはあります。久我山のGKとか技術がありますし、駒大高のGKとか体格がある。それに負けないようにしたい」

―昨年活躍したFC多摩ジュニアユースの先輩たちに続けるように。
「(インターハイ準優勝校、桐光学園高の前主将の)望月(駿介)君とは小学校から中学校でもずっと一緒のチームだったので、結構仲良くて。この間もLINEして『キャプテンってどういうふうにすればいいのか』みたいなことを聞いて、負けている時期もあるじゃないですか。そういう時にキャプテンから声を出して盛り上げていかないと、練習からどんどん下がって行っちゃうから、キャプテンは士気を上げるのも大切だよと言われたりしました」

―今年の目標を。
「プリンスリーグは残留を目指して頑張っていく。そして、(インターハイ、選手権で)全国大会に出場できるように、日々の練習から盛り上げて質も高くしていけたらと思っています」

(取材・文 吉田太郎)

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