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高校選抜はバックアップメンバー5人も静岡合宿に参加、FW佐々木は18名の仲間にエール「絶対に勝てる」

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日本高校選抜のバックアップメンバーに回ったFW佐々木銀士は18名の選手たちにエール

[3.31 練習試合 日本高校選抜 2-3 流通経済大 時之栖G]

 日本高校選抜は3月28日から31日まで静岡合宿を行った。日本高校選抜は29日に発表された18名で、4月11日から欧州遠征を行い、第57回デュッセルドルフ国際ユース大会(ドイツ)に出場する。

 今回の静岡合宿にはバックアップメンバーに回ることになったGK八井田舜(岡山学芸館高→福岡大)、SB後藤裕二(矢板中央高→順天堂大)、MF中田青(富山一高→新潟医療福祉大)、MF須藤直輝(昌平高、新2年)、そしてFW佐々木銀士(青森山田高→東洋大)の5選手も参加して一緒にチームのサッカーを理解し、18名の力になろうとしていた。

 欧州遠征メンバーの18人にけが人などの辞退者が出た場合は、彼ら5人の中から追加招集される予定だ。だが、バックアップメンバー5人の活動は一旦、静岡合宿まで。八井田は進学準備のために30日に静岡を離れ、残りの4選手も31日の練習、ミーティング後にスタッフ、欧州遠征メンバーに挨拶していた。

 佐々木は青森山田の1トップとして同校の選手権日本一に貢献。高校選抜の前線に高さとハードワークを加えていた佐々木だが、怪我もあって十分なプレーをすることができずに、欧州メンバーから外れることになった。

 それでも、「怪我はずっと高2からだったので、そこは自分の力不足だったと思っていますし、そんなに長引くとは思わないので、切り替えて大学の方で頑張ろうと思っています」とコメント。高校選抜で得られたものについては、「(高校時代のライバルたちと)一緒にサッカーするとは考えていなかったんですけれども、その各チームの上手い選手から吸収できる部分もありましたし、自分もその試合だったり、練習だったりと言う部分では自分の特長だったりを出していけたので、サッカーの部分でも今後へ向けて成長できたと思います。何よりも、まさか彼らと仲良くなると思っていなかったので、率直に楽しかったという印象です」と微笑んでいた。
 
 今後は怪我を治してから大学サッカーでの活躍を目指す。「自分も大学に戻って怪我治して頑張っていれば、多分、何かしらの形でその活躍というのはみんなに伝わると思う。この高校選抜が終わってもみんなで連絡を取り合って刺激しあいたいと思っています」。高校選抜のライバルたちから刺激を受けながら、彼らに負けない4年間を送る。

 そして、欧州遠征メンバー18名に向けて「日本高校選抜は、代表として相応しいメンバーだと思うので、自信を持って戦って、日本のサッカーの良いところを出せば絶対に勝てると思うので、絶対に頑張ってほしい」とエールを送った。18名の仲間の活躍と勝利を日本から期待する。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018
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