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“令和のヒーロー候補”新2年生MF須藤直輝は昌平で成長、結果を残して世界へ

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日本高校選抜MF須藤直輝(昌平高)はチームで活躍して世界へ

[3.31 練習試合 日本高校選抜 2-3 流通経済大 時之栖G]

 新2年生で唯一、日本高校選抜に選出されていたMF須藤直輝が世界でプレーする機会を掴むため、昌平高(埼玉)で活躍することを誓った。

 須藤は昨年、1年生ながら強豪・昌平の10番を背負い、インターハイベスト4。埼玉県選抜の一員として出場した国体少年男子の部では、初戦から4試合連続ゴールの活躍でチームを日本一へ導いた。

 選手権予選こそ決勝で敗れて全国出場を果たすことができなかったが、高校選抜でも予備選考会から攻撃力でアピールを続けて、23名の高校選抜メンバーに食い込んだ。テクニカルかつ緩急自在のドリブルは年上の才能の中でも光り、この日の練習試合でも左サイドから鋭く切れ込む動きを見せていた。だが、欧州遠征メンバー18名に残ることはできず。本人は来年、必ず選ばれる選手に成長することを誓っていた。

「自分でも(1、2学年上の選手たちに)負けていないなというところは結構あったのでそこは良かったんですけれども、通用しない部分をもっと改善しないと、選ばれないのかなと。やっぱりフィジカルとか、1タッチプレーとか決定力はみんなに敵わないと思うので、そこはもっと練習して磨いたら残れる選手になれると思います」。課題を改善することが、候補メンバーに入っているU-17日本代表のU-17ワールドカップメンバー(19年秋に開催予定)に食い込むことにも繋がりそうだ。

 欧州を戦う先輩たちから学んだことは多い。「みんな優しくて、オン・ザ・ピッチだとみんな年とか関係なくどんどん言えて、オフ・ザ・ピッチも全然上下関係なくて、自分は結構気を遣うんですけれども、レベルの高い選手はそういうところもしっかりしているんだなと思いました」。その先輩たちへ向けて「去年(のデュッセルドルフ国際ユース大会で)は優勝しているので、みんなだったら優勝できなくないと思いますし、凄くいい経験だと思うので、今後の人生にも繋げていってほしいですし、日本を背負って全力で戦ってもらいたい」とエール。自分は昌平で高校サッカーを代表するような選手になる意気込みだ。

「まだ2つ下なんですけれども、自分がもっともっと活躍したら、みんなももっともっと頑張らなきゃと思ってもらえると思うので、自分がタイトルをしっかり取りつつ、個人としても部活外の活動にも選ばれるようにしていきたい」。

 才能豊かなアタッカーは今年、来年のインターハイや選手権で主役級の活躍をする可能性が十分にある。個人として、U-17日本代表、そして来年の日本高校選抜入りを目指す“令和のヒーロー候補”は、前評判の高い昌平に初の全国タイトルをもたらして目標を実現する。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018
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