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[MOM2836]京都U-18MF野浜友哉(3年)_「苦しい時に助けられるプレーを」結果にこだわるSHが技あり弾含む2発!

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京都サンガF.C.U-18MF野浜友哉は開幕戦で2得点の活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.7 プレミアリーグWEST第1節 京都U-18 4-1 福岡U-18 ヤンマースタ]

 結果を残すことを目指していたMFが、プレミアリーグ開幕戦で2得点を叩き出した。京都サンガF.C.U-18のMF野浜友哉(3年)は、昨年のプレミアリーグWESTで14試合に出場して2得点。守備の部分はチームに貢献した一方、攻撃面で物足りなさを感じていたという。それだけに今シーズンはゴール、アシストでチームを助けることを考えていた。

 だが、プレシーズンは十分な結果を残すことができず。前半に2度のチャンスが訪れたこの日も仕留めることができなかった。それでも、後半に立て直し、チームが苦しい時間帯に2ゴール。「(前半のチャンスは)『来た』、と思いすぎて力んで外しちゃったんですけれども、後半はしっかり落ち着いて決められましたし、チームも勝てたんで良かったです」と喜んだ。

 前半から動き出すタイミングの速さとスペースを活用する賢さでチャンスに絡み、FW小宮健(3年)の同点ゴールを演出していた。その野浜は2-1で迎えた後半30分、右サイドから仕掛けた小宮のラストパスを左足でゴール左隅に流し込む。

 さらに37分、MF中野桂太(2年)のサイドチェンジを逆サイドで受ける。「自分で決める、と決めていた」という背番号8は、ゴール方向へのドリブルからGKのタイミングを外して右足シュート。右隅を捉えた技ありの一撃で勝利を決定づけた。

 昨年の2ゴールに1試合で並んだ野浜は「(反撃する)相手が前がかりになって、相手のSBとか結構高い位置を取る中で決めれるところでしっかり決められたんで良かったです」と会心の表情。元々はボランチで「試合の状況に合わせてプレーして、決めるべきところで決められるサイドアタッカーになりたいです」というMFは今後も状況に応じたプレーでチームの勝利に貢献していく

 目標とする存在は1学年上の先輩で、トップチームでも出場機会を伸ばしているMF福岡慎平だ。「ボランチのところで試合読む力がすごい。あと慎平くん、めっちゃ走るので。ああいうふうに引っ張っていくプレーを、チームが苦しい時に助けられるプレーをしたい」と力を込める。

 その野浜について手島和希監督は「突破もコンビネーションももっとできると思う」と求めていた。福岡をはじめ、色々な選手の良いところを学びながらプレーの幅を広げていく考えの野浜は、「今年はこだわってやろうと思っていた」という得点やアシストを継続し、よりチームが勝つために必要な選手になる。

(取材・文 吉田太郎)
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