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[プレミアリーグEAST]流経大柏は“入学翌日”1年生3人デビュー、「ハイプレスの区別」も試行中

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敗れた流通経済大柏高

[4.7 プレミアEAST第1節 流通経済大柏高0-2青森山田高 AGFフィールド]

 昨季の全国高校選手権決勝と同カードとなった高円宮杯プレミアリーグEAST開幕節、流通経済大柏高青森山田高に0-2で競り負けた。本田裕一郎監督は「同じ相手に2度負けちゃいけないと思う」と悔しさを示しつつ、入学式を前日に終えたばかりの1年生の台頭を喜んだ。

 全国高校選手権で2年連続準優勝という結果を残した流経大柏は復帰2年目のプレミアリーグ。例年以上に多くの下級生を登録メンバー入りさせており、今春から入学する1年生は10人を数える。そのうち開幕節では、ベンチ入りしたDF大田原蓮(1年)、FW佐々木吏大(1年)、FW橋本清太郎(1年)の3選手が途中出場でデビューを果たした。

 まだチームに合流したばかりのため「Aチームで3日間見た」という段階だが、すでに「1年生が慣れてくれば……」と期待を持っている様子。「上手い選手が多く、瞬発力があるような選手が少ない」という特性があることを受けて、徐々に戦術へのテコ入れにも取り組んでいるという。

 それは「ハイプレスで行けるところと行けないところの区別」。これまでは前線から追い込んで相手の思考時間を奪うことに心血を注いでいたが、今季は状況に応じて落ち着いて構えることで「もう少し繋げるように」という試行錯誤を重ねる。それには「少しはうまくなってきたと思う」と手応え。まずは直近の大きな節目である夏の高校総体で昨季県予選敗退の悔しさを晴らすため、新戦力を発掘しながら戦術面の浸透を図っていく。

(取材・文 竹内達也)
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