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“日本の誇り”持って一際アツいプレー、高校選抜DF豊島基矢「誰よりも情熱的に戦っていた自信があります」

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世界相手に、特に“アツいプレー”を見せた日本高校選抜DF豊島基矢(青森山田高→順天堂大)

 第97回全国高校サッカー選手権の優秀選手を中心に構成された日本高校選抜は4月13日から24日まで欧州遠征を行い、第57回デュッセルドルフ国際ユース大会(ドイツ)に出場。6位で大会を終えた。

 選手権優勝メンバーでもあるDF豊島基矢(青森山田高→順天堂大)は、デュッセルドルフ国際ユース大会で、特に戦う姿勢と勝利への思いを強く表現していた選手だ。中学生以来というCBのポジションで落ち着きのあるビルドアップ、身体を張った守備を披露。CBとして先発出場を続け、“本職”の左サイドに移った際も推進力のある動きからアシストを記録した。その豊島が、高校選抜の活動の感想と日本高校選抜や選手権を目指す高校生たちへのメッセージ、そして今年の意気込みなどを語った。

以下、豊島コメント
―高校選抜の活動を振り返って。
「高校選抜でとても充実した生活ができて嬉しく思いますし、自分を選んでくれた朝岡(隆蔵)さんや自分を快く送り出してくれた(青森山田の)黒田(剛)監督に絶対にプロになって恩返ししたいという気持ちが強くなりました。世界の相手と戦った経験を、大学生活やプロ生活に活かして頑張っていきたいと思っています」

―一際情熱的で、必死に勝利を目指す姿が印象だった。
「日本人としての誇りを持っていましたし、『海外の誰にも負けたくない』という気持ちは誰よりもあったと思います。外国人が日本をナメて来ても、“日本人をナメんなよ”という気持ちでやっていたので、誰よりも情熱的に戦っていた自信があります」

―予選リーグ全試合に先発出場。終了間際から出場した5位決定戦ももっと戦いたいという気持ちが表に出ていた。
「最後の試合でこれまで出ていなかった人たちが出ていたんですけれども、サブの人たちのプレーに感動を感じましたし、見ていて気持ちの良いサッカーをしてくれていたので、本当に良いプレーをしていたなと思います。(個人的には)あと5分もらえれば、点決めていたと思います(笑)」

―高校選抜や選手権を目指す高校生たちへのメッセージをお願いします。
「僕自身、高校生活は簡単なものではなくて、1年目、2年目はもちろん苦労もして、挫折も何度も味わってきて、3年目でようやく自分が遅れているということに気づいて、3年目でようやく自分はスタメンを掴みました。3年間はとても短いもので、その中でできることも限られてくるので、一日一日を無駄にしないでどれだけサッカーに対して向き合えるかが大事になると思います。高校生活で僕が感じたことは色々あるし、選手権に出て学ぶこともたくさんあるので、今後皆さん高校生活が1年、2年、3年とまだまだあると思いますが、選手権に出たり、高校選抜に入るという夢を実現して欲しいです」

―今年1年やその先へ向けた意気込みを。
「高校選抜に選んでもらってとても有意義な生活をさせてもらったんですけれども、大学に入ったら過去のことなんか関係無い、一からのスタートだと思うので、まずは順天堂大学の一員としてみんなに認めてもらえるように一日一日頑張っていくことと、お世話になっている黒田監督や正木(昌宣)コーチたちに絶対に恩返ししたいので、絶対に4年後にプロになって、胸を張って青森に報告に行けるように大学生活4年間無駄にすることなく頑張りたいです」

(取材・文 吉田太郎)
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第57回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会公式サイト(別サイトに移動します)

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