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[Rookie League]大きな壁を破って全国へ。伝統校・前橋商の司令塔・MF大熊と突破口のMF清水が成長誓う

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前橋商高MF大熊葉薫(右)とMF清水葵生が成長と全国出場を誓った

[4.28 Rookie League第2節 前橋商高 2-3 清水桜が丘高 時之栖うさぎ島G]

 群馬の伝統校、前橋商高は0-3からMF今泉諒陽とFW高柳洸野の連続ゴールで1点差としたものの、あと1点届かず惜敗。それでも、ボールを判断よく繋いでコンビネーションからのフィニッシュにチャレンジするなど、自分たちが目指す形を体現していた。

 そのチームの中心になっていたのがMF大熊葉薫だ。状況判断良く1タッチのパスなどで攻撃のリズムを作り出し、スルーパスも狙っていたコントロールタワー。Rookie Leagueの2試合(開幕戦は前半のみで雷雨中止)を経験した大熊は、「チーム的にはまだ守備の部分がしっかりみんなで連動できていないところがありました。個人ではダブルタッチとかする時にいつもだったら抜けるところが抜けなくなっていて、もっと深く大きくフェイントしなければいけないと感じました」と感想を口にしていた。

 また、左サイドの突破口として、打開力を見せていたMF清水葵生は「2試合を通して(対戦相手の)球際がとても強くて今のままではやっていけないなと思いました。身体を強くするのもそうですけれどもシュート練習をしてシュートを決めれる選手になりたいと思っています」と課題と今後の目標について口にしていた。

 大熊は前橋商、そして将来の目標について「1年後はトップチームに上がって試合で貢献できるように頑張りたいです。3年生の時にはみんなで守備が連動できるようになって今、決定力不足なのでミドルシュートも決められるようにしたいです。将来はイニエスタみたいな守備もできてドリブルもパスもできる選手になりたい」と力を込めた。

 また、「群馬県で強いところと言ったら前商で、白黒のユニフォームに憧れてこのチームに来ました」という理由で前橋商に進学してきた清水は、Rookie Leagueでレベルアップすることを宣言。そして、「群馬県は(前橋)育英がいるので強いけれどビビらずに挑戦者の気持ちを持って勝ちにいきたいと思います」と強敵を破って地元・群馬で開催される20年インターハイや選手権に出場することを誓っていた。

(取材・文 吉田太郎)
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