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[MOM2973]飯塚FW高尾流星(1年)_カメラに向けて「見たか~!!」。決勝2発で大会MVP!

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大会MVPに輝いた飯塚高FW高尾流星

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.16 NB CHAMPIONSHIP決勝 飯塚高 2-0 静岡学園高 時之栖うさぎ島G]

「見たか~!!!」

 高校1年生世代の強豪32校が優勝を争った「newbalance CHAMPIONSHIP U-16/2019」決勝戦の後半25分、鮮烈なミドルシュートでこの日2点目のゴールを決めた飯塚高FW高尾流星(1年)は、試合を生配信していたムービーカメラに駆け寄って、吼えた。

「見たか~!!!」は、「最近調子悪くてトップチームの試合とかで点決めれなくて、みんなに『オマエ、点決めろよ』とか言われていたので、トップチームの人目掛けて」の言葉だったという。準決勝での同点ゴールに続き、決勝では相手のスピードを巧みに消す抜け出しからの先制ゴールと豪快なミドル弾による2発。先輩たちに結果でアピールしてのけた。

 その高尾について、島田一真コーチは「DFを背負うのが上手い。手足が長くて、細いですけれども大迫選手みたい。裏も狙っているし、ヘディングも弱くない」と分析する。本人も憧れているという日本代表FW大迫勇也のように、巧みにDFを背負ってのポストプレーや力強い仕掛けでも存在感。堂々のパフォーマンスで大会MVPに選出された。

 大会MVPについて、「嬉しかったです。確信はしていなかったけれど、あるかなと」と微笑んだ高尾は、「(MVPで注目されるかもしれないが)いつも通りに変わらず頑張って、プロサッカー選手になりたいです」と意気込んだ。

 課題を改善するために自主練で取り組んできたシュートを大舞台で発揮。これからも練習を重ね、公式戦でも結果を残す選手になって夢を叶える。

(取材・文 吉田太郎)

【特設ページ】newbalance CHAMPIONSHIP U-16/2019

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