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[MOM3096]帝京三FW細田皐太(1年)_桐光の強力DF陣相手に183cmの1年生FWが健闘

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帝京三高の183cmFW細田皐太は相手の厳しいチェックにも怯まず、前へ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.28 横山杯決勝リーグ第1節 桐光学園高 1-1 帝京三高 グリーン土合グラウンドA面]

 対戦した桐光学園高の2人のCBは、ともにインターハイ日本一経験者でいずれも高さと強さを備えた奈良坂巧(2年)と荒井ジュリアン海都(2年)。20年の全国トップクラスのCBコンビと言える2人をはじめ、守備能力の高い桐光学園DF陣相手に帝京三高FW細田皐太(1年)が健闘し、特に後半は前線でボールを良く収めて攻撃の起点になっていた。

 細田は三菱養和調布ジュニアユース出身の183cmFW。中学時代から特長を活かすために筋トレ量を増やし、身体を作ってきたという。前半はボールを受ける前に上手く身体を当てられてキープや競り勝つができていなかったが、後半は先に自分のポジションを確保する形でボールを収めること、また馬力ある動きで前進することにも成功していた。

 相良和弘監督もグイグイと前に行こうとする姿勢を評価。今大会全勝の桐光学園相手に押し込まれずに試合を進めることができたのは、チーム全体の好守と前線で身体を張る彼やFW山岡崇翔(2年)の奮闘が大きかった。

 細田は「チームとして、FWから見るという戦術でやっているんですけれども、そこでFWが起点にならないと自分たちの攻撃が始まらないので(自分が)やるしかない」とコメント。その言葉通りに、前線でボールへの執着心の強さを見せながら戦っていた細田は、「桐光は夏優勝して注目されているチームなので、そこでやれたのは自分の自信にも繋がったというのがあります」と手応えも口にしていた。

 この日、レベルの高いDFと戦ったことで、試合の中でも一つ成長した様子。「(インテルのロメル・)ルカクとか前線で身体も張れて、得点もしっかりと取ってくれるような頼れるFWになりたい。(全国で) 自分の力が通用するのか試したい」という大型FWが、前線でより頼れる存在になって、チームの山梨全タイトル奪取、全国8強以上という目標達成に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
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