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[横山杯]選手権登録メンバー10人不在の前橋育英が帝京三に勝利、勝ち点1差でファイナルには届かず

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前半33分、前橋育英高はMF清水翔汰(右端)が決勝ゴール

[12.29 横山杯決勝リーグ第3節 帝京三高 0-1 前橋育英高 グリーン土合グラウンドB面]

 強豪校の新チームの1、2年生が「サッカータウン波崎」(茨城)で力を磨く「横山杯 第20回全国ユース招待サッカー大会」の1st Division Topは29日午前、決勝リーグ最終節を行い、第1グループ2位の前橋育英高(群馬)が同3位の帝京三高(山梨)に1-0で勝利。2勝1敗としたが、首位・桐光学園高(神奈川)に勝ち点1届かず、グループ2位で敗退となった。

 前半、押し気味に試合を進めたのは帝京三の方だった。前線で存在感を放つFW細田皐太(1年)がボールを収めて攻撃を展開。DFラインの背後へ抜け出すFW渡邉彩永(2年)やMF菱山欧佑(2年)が絡む形でゴール前のシーンを作り出した。

 帝京三はMF菅野恭生(1年)やMF高橋快(2年)がセカンドボールを拾って連続攻撃。だが、前橋育英は決定打を打たせず、攻撃面ではFW野本京佑(2年)やFW本田藍人(2年)への縦パスを入れてそこからの崩しを狙う。20分にはMF笠柳翼(1年)の突破からMF渡邉亮平(1年)が右足ミドル。24分にもワンツーからMF両角開(2年)が右足シュートを放った。

 帝京三も前線でのコンビネーションや右SB島田善(2年)の右クロスから細田がシュートを放つが、先制することができない。逆に前橋育英は33分、両角のキープから左SB相川陽葵(2年)が左足クロス。中央でフリーのMF清水翔汰(2年)が頭で決めて先制した。

 前橋育英は後半、慌てて攻めてボールを失うシーンもあったが、CB徳永崇人(1年)やGK小野関龍成(2年)を中心に帝京三の攻撃を跳ね返して1-0で勝利。全国高校選手権登録メンバー10人を欠く中、1、2年生たちが次に繋がる戦いを見せて大会を終えた。

(取材・文 吉田太郎、取材協力 スポーツマネジメント)
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