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滝川二はチャンスを得た選手が躍動。1年生MF寺田が果敢な仕掛け、クロスでPK獲得

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滝川二高の1年生MF寺田健人は左サイドからの仕掛け、クロスでPKを獲得

[1.6 NB CUP決勝 東海大大阪仰星高 0-1 滝川二高 時之栖裾野G]

 滝川二高(兵庫)は、選手権予選で1年生ながら10番を背負ったMF藤田仁朗や2年生のレギュラークラスの選手がケガで不在。だが、チャンスを得た選手が結果を残すなど、今後の競争激化が期待される結果となった。

 決勝戦では、後半11分に投入された1年生MF寺田健人が持ち味の積極的な仕掛けを披露。後半35分には左サイドでの縦突破から「FWの岩澤秀人君が走ってくれていると信じていたのでニアの方に蹴った」というクロスで相手DFのハンドを誘い、決勝点に繋がるPKを獲得した。

 寺田は「(松岡徹)監督から、『どんどん仕掛けて行け』と言われていて、その中で試合中に何回も仕掛けられた。得点シーンもサイドから仕掛けられたので良かったです」と微笑んだ。

 今大会はアピールに成功。前線でボールを受けてから逃げずに仕掛けてクロスまで行く部分など強みを発揮し、運動量を増やして優勝にも貢献した。「ここでチャンス掴めたので良かったです」。MF香川真司(サラゴサ)のターン技術などを参考に自分を磨いてきたアタッカーの次の目標は、先発奪取。より攻守両面でチームに貢献できる選手になって、滝二にとって欠かせない存在になる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

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