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強豪校の練習施設に潜入取材。名古屋加入のCB吉田晃やFW永井謙佑を輩出した九州国際大付の練習場は?

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九州国際大付高がトレーニングする九州国際大の多目的グラウンド

 高校サッカーの強豪校はどのような環境でトレーニングしているのか。グラウンド、部室、サッカー部寮……。各校の協力によって、高校進学を控えた中学生たちにとっても貴重な情報を教えてもらってきたぞ。第26回は名古屋グランパスに加入したCB吉田晃や日本代表FW永井謙佑(FC東京)らを輩出している九州国際大付高(福岡)のグラウンド、施設を紹介する。

■九州国際大グラウンド(KIU Field)でトレーニング




 九州国際大付は主に系列の九州国際大の多目的グラウンド(KIU Field)でトレーニングをしている。取材日はフィジカルデー。学校から約4kmの道のりを選手たちはランニングして九国大グラウンドへ。グラウンドのバックには新日本三大夜景の街並みを見渡せる皿倉山も。

■充実の施設





 グラウンドはJFA公認ロングパイル人工芝。選手たちはグラウンドに隣接された九国大の施設(平野記念館)のトレーニングルームで大学生に交じってフィジカル強化。

■厳しさと笑顔も







 ハードなメニューの中を選手たちは互いに声を掛け合いにながら取り組んだ。江藤謙一監督は、福岡大若葉高へ転任した杉山公一前監督に代わる形で監督就任。1年目でプリンスリーグ九州3位の結果を残した。

■学校グラウンドはクレー

(写真は2016年)


 学校のグラウンドはクレー(この写真は16年)。高台に位置している立地上、急勾配の坂道や階段があり、永井のスピードもここでのトレーニングで養われたと言われている。

■スケール大きな選手を育成


 





 例年、スケール感のある大型選手が多い印象だ。昨年は吉田(上記3枚の最上段、青のウェア)の他にもタレントを擁し、テクニカルな部分も強みとする注目校だったが、インターハイ予選決勝で東福岡高にPK戦で敗れるなど無冠に。今年は福岡タイトル奪取に再挑戦する。

■激戦区・福岡制覇、日本一へ






 開催中の新人戦はベスト16進出。激戦区・福岡県を制し、全国制覇へ近づくために日々努力を続ける。

(取材・文 吉田太郎)

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