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「NEXT GENERATION MATCH」は1、2年生の横浜FMユースが日本高校選抜を3発撃破!

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前半32分、横浜F・マリノスユースのFW中村翼が先制ゴール

[2.8 NEXT GENERATION MATCH 横浜FMユース 3-2 日本高校選抜 埼玉]

 8日、第98回全国高校サッカー選手権大会の優秀選手を中心に選抜された選手で構成された日本高校選抜と横浜F・マリノスユースが「NEXT GENERATION MATCH」で激突。横浜FMユースが3-2で勝利した。

 4月に欧州遠征を行う日本高校選抜は、右SB{吉田晴稀}}(帝京長岡高3年/愛媛加入)や選手権優勝校・静岡学園高のMF{浅倉廉}}(3年)とMF{井堀二昭}}(3年)、MF{藤田悠介}}(3年)が先発した。一方、今年プレミアリーグに昇格する横浜FMユースは高校1、2年生のメンバー構成。キャプテンマークを巻いたMF中村翼(2年)やU-18日本代表のFW津久井匠海(2年)、19年U-16日本代表のCB諏訪間幸成(1年)らが先発した。

 立ち上がりはボールの奪い返し速い日本高校選抜がチャンスを作る。4分、MF濱屋悠哉(神村学園高3年)が敵陣でのインターセプトから右足ループシュート。これは横浜FMユースGK寺門陸(2年)がバックステップからパンチングでかき出したが、立ち上がりは日本高校選抜がプッシュする形となった。

 だが、横浜FMは10分頃からパスのテンポが上がり、ボールを握る時間を増やす。そして、MF角田惠風(1年)やMF植田啓太(2年)がミドルシュートへ持ち込み、17分には左サイドからPAへ切れ込んだ中村が左足を振り抜く。

 横浜FMユースが主導権を握る時間帯が続く中、日本高校選抜も浅倉のドリブルシュートや吉田のオーバーラップなどで攻め返す。だが、32分に横浜FMユースが先制点。右SB成田翔紀(2年)を起点とした攻撃からMF久保龍世(2年)がPAの中村へスルーパスを通す。そして、中村が自らの左足シュートのこぼれ球を拾い、左足シュートを右隅にねじ込んだ。

 日本高校選抜は後半開始からFW晴山岬(帝京長岡高3年/町田加入)、MF山田真夏斗(立正大淞南高3年/松本加入)、MF古宿理久(青森山田高3年/横浜FC加入)、そしてU-18日本代表でもあるMF田中克幸(帝京長岡高3年)を同時投入。山田のシュートなどで反撃するが、横浜FMユースが次の1点を奪う。

 後半7分、横浜FMユースは交代出場のFW長島大(2年)が左サイドからDFラインとGKの間へ絶妙なグラウンダークロス。これをファーサイドの中村が右足ダイレクトでゴールへ流し込み、2-0とした。

 横浜FMユースは16分にも投入直後のFW宮下渓太(1年)の左足シュートがゴールを脅かす。日本高校選抜は左SB大竹琉生(昌平高3年)のアーリークロスなどから反撃。26分には井堀の左クロスをファーサイドで受けた田中が切り返しから右足シュートを叩き込んで1点を返す。

 さらに相手の背後を突く攻撃から晴山がポスト直撃のシュートを放ったが、横浜FMユースは35分に交代出場のFW星野創輝(2年)がGKとの1対1からダメ押しゴール。この後、日本高校選抜の反撃を晴山の1点に封じた横浜FMユースが、ゴール裏のサポーターの前で白星を喜んだ。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

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