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高校選抜入り狙う神村学園MF濱屋、急遽参戦決まった国際大会で2戦連発!

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鹿児島県選抜U-18MF濱屋悠哉(神村学園高)は2試合連続ゴール

[2.28 JENESYS青少年交流大会GS第3節 鹿児島県選抜U-18 1-2 U-19ラオス代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

 自身初の国際大会で貴重な経験を積んでいる。MF濱屋悠哉(神村学園高)は高校3年生として唯一、鹿児島県選抜U-18入り。この日は前半にMF川原琉翔(鹿児島城西高)のループパスを引き出すと、自身のシュートのこぼれ球をゴールへ押し込んで2試合連続ゴールを記録した。

 アジアの年代別代表チーム相手でもキープ力や攻撃力を発揮。アタッカーのポジションからボランチまでこなす万能型はゲームメークの部分でも存在感を放っている。本人は国際大会を初めて経験できたことを喜んでいた。

「外国人選手とやったことがなかった。どういうプレーが良いかちょっとずつ分かってきたので、良かったと思います。日本人選手とやる時は足元で受けてから何とかする自信があるんですけれども、外国人選手はトラップしてからの寄せが速いから、必ず周りを見てからプレーするようにしています」。プレッシャーが速く、深い相手との試合を経験したことで、より判断を速くする必要性を学んだ。

 これは日本高校選抜入りや将来へ向けても貴重な経験だ。昨年、神村学園のエースとしてインターハイや選手権で活躍した濱屋は今月20日に発表された日本高校選抜候補メンバーに選出。現在の24名から欧州遠征メンバーの18名入りを争っている立場だ。3月6日から行われる予定だった静岡合宿がコロナウィルスの影響で中止となり、アピールの機会が一つ減ってしまったが、3月17日から開催される予定の佐賀合宿へ向けて、進路の阪南大や神村学園で準備をしてきた。

 今回、鹿児島県選抜U-18にけが人が出たことなどから、神村学園でトレーニングしていた濱屋に白羽の矢が立ち、「JENESYS青少年サッカー交流大会」開幕前日に急遽、出場が決定。モチベーション高く臨んでいる中で結果も残した。

「JENESYS青少年サッカー交流大会」は残り1日。「まずは今の大会でもっとアピールしてコンディションとかもっと上げていって、高校選抜とかでもっと上げていってもっと結果を残していきたい」。貴重な経験の中で状態を上げて、さらなる活躍を目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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