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[和倉ユース]「これは行ったな」履正社の左SB寺本悠晟が左足のパワーショットで先制点

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前半14分、履正社高の左SB寺本悠晟が豪快な左足シュートで先制点

[8.4 和倉ユース大会準決勝 履正社高 2-1 山口U-18 和倉多目的G(Aコート)]

 決めた本人も「打った瞬間、これは行ったなと思いました」と振り返る一撃だった。前半14分、履正社高の左SB寺本悠晟(3年)はMF井谷洸一郎(3年)が足裏で落としたパスに反応。豪快な左足シュートを逆サイドのゴールネットへ突き刺した。

 プレースキッカーも務めているレフティーの左足の威力は強烈。PAに少し入ったほどの位置から放ったパワーショットについて、「あそこまで行ったら決めれる自信があります。昨日も試合に出られなくて、今日『やってやろう』という気持ちでやっていたので、嬉しかったです」と笑顔を見せた。

 寺本は大会2日目の予選リーグ・青森山田高戦で味方と接触して頭部を負傷。交代し、病院で3針縫う治療を受けた。前日は大事を取って欠場。それでも、この日は先発復帰すると、攻守に気持ちのこもったプレーを見せ、ファインゴールで勝利に貢献した。

 寺本にとって青森山田との決勝戦(5日)は、途中交代して敗れた予選リーグのリベンジマッチ。「負けたし、自分も怪我して途中で代わったので、明日絶対に勝ちたいと思います」。チームの優勝のために全力で戦い、この日のようにゴールも狙う。

(取材・文 吉田太郎)
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