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[和倉ユース]注目MF松木に対抗心燃やす青森山田の2年生たち。決勝でMF藤森颯太が1G2Aの活躍!

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前半15分、先制点を喜ぶ青森山田高の2年生MF藤森颯太

[8.5 和倉ユース大会決勝 青森山田高 5-0 履正社高 城山陸上競技場]

 青森山田高の2年生は負けず嫌いな性格の選手がズラリ。この日は、そのうちの一人、MF藤森颯太(2年)が見事に結果を残した。

 前半15分、MF小原由敬(2年)の左クロスのこぼれ球を左足ダイレクトボレーでゴールに叩き込んだ。「難しい形だったので、より一層フカさないように、フカさないように。どこを狙うとか意識して、利き足ではない左足で蹴り込んだ結果、ゴールに繋がったと思うので嬉しく思います」。前日の準決勝・日大藤沢高戦でも左足でゴール。日頃から磨いてきた成果を表現するゴールだった。

「あの時間帯で1点取れてチームも波に乗れたと思っている」と分析する貴重なゴール。この後、藤森は2点目と3点目のゴールをアシストし、大舞台で自分の攻撃力をアピールした。

 昨冬の選手権でブレイクし、今年10番を背負うMF松木玖生(2年)への対抗心も強い。「注目されているからには負けてられないし、スタメンで出るからにはやってやろうという気持ちでやっています」と藤森。和倉ユース大会を通じて、コーチ陣からプレスバックの部分など指摘されることの多かった藤森だが、シュンとなるのではなく、ギラギラと向かって行く姿勢を持って課題改善、そして結果を目指している。

「反骨心というか、むき出しにして、『やってやる』という気持ちでいつもやっている」。そのような強いハートを持っているからこそ、大一番でヒーローになれるのかもしれない。2年生アタッカーは今後も、まずチームのために戦いながら、貪欲に個人としての結果を求めていく。

「もっともっとやらないといけないし、まだまだ足りないので、もっと自分から。2年生ですけれども年は関係ないので、積極的にやっていきたいと思っています」。先発を絶対に奪い取るという気持ちを持って練習や試合に励み、信頼を勝ち取って公式戦で活躍する。

青森山田高MF藤森颯太が左足ボレーでゴール


(取材・文 吉田太郎)
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