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[MOM3181]日大藤沢FW信岡光(3年)_“ベイル彷彿”の左足2発!「自信を持って振り切った」

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強烈な左足のキックを披露した日大藤沢高FW信岡光(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.5 和倉ユース大会3位決定戦 日大藤沢高3-1山口U-18 城山陸上競技場]

 初のスタメン起用に結果で応えた。日大藤沢高のFW信岡光(3年)は、5日に行われた第8回和倉ユースサッカー大会2020の3位決定戦のレノファ山口FC U-18戦(○3-1)で2得点を挙げる大活躍。どちらも得意の左足から生まれた豪快なゴールだった。

 予選リーグからベスト4まで先発出場から遠ざかっていた信岡。「自分は青森山田戦で出場していなくて、出場したかったという気持ちが強かった」。ピッチの外で0-3の敗戦を見届けた前日の準決勝。迎えた3位決定戦でスタメンのチャンスをつかむと、その思いをすぐにプレーで表現する。

 前半7分にMF大貫裕斗(2年)が右サイドで仕掛けた流れからPA内右でボールを持ち、「チームメイトからも、前が見えたら打っていけというふうに言われていたので、自信を持って振り切りました」と左足を強振。低い弾道のシュートでゴール右を射抜き、先制点を奪う。

 その2分後に自身のシュートのこぼれ球を大貫が押し込むと、2-0の前半アディショナルタイム1分にはPA手前から「自分の一番得意な左からの対角へのシュート」でチーム3点目を挙げ、前半でほぼ勝負を決めた。

 憧れの選手だという同じ左利きのFWガレス・ベイル(R・マドリー)を彷彿とさせるようなパワーショット2発。レギュラー奪取に向け、大きなアピールとなったに違いない。

「チームとして全国制覇というのを目標にしてやっているので、まずは自分のことよりもチームに貢献できるように。自分自身もまだスタメンで出られていないので、スタメンを狙っていって、自分が出場してチームに貢献できるようにしたいです」

 たどり着きたい“ゴール”に狙いを定め、その左足で未来を切り開いていく。

(取材・文 阿部哲也)
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