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50m走5秒8の大型FWにスカウト関心。習志野FW赤嶺洸は「大学で目立てる選手に」

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FW赤嶺洸(習志野高)は抜群のスピードと183cmの高さの持ち主

「高校生サッカー・大学合同トライアル-THE CHALLENGE- supported by 森永乳業」は14日、明海大浦安キャンパスメイングラウンドで千葉会場2日目のトライアルを行った。

 前日の千葉会場1日目はDF井上太聖(堀越高)や石黒幹太(東京学館浦安高)、FW石塚雄八(東京武蔵野シティFC U-18)が高評価を獲得。GK野田好誠(関東一高)やDF曺龍心(東京朝鮮高)、MF後藤哲兵(日南学園高)らもスカウト陣にアピールしていたという。

 この日も12大学と4つのJクラブのスカウトが「高校生サッカー・大学合同トライアル-THE CHALLENGE- supported by 森永乳業」に訪れ、高校3年生のプレーをチェック。多くの評価を得ていたのが、FW赤嶺洸(習志野高)だ。183cmの高さに加え、50m走5秒8という快足の持ち主。特に4本目はスピードで違いを見せつけて決定的なシュートを連発していた。

 だが、GKをかわしながら放ったシュートがわずかに枠から外れたり、DFの好守にあうなど決めきれなかったほか、2本目はポストプレーをするシーンが増える展開に。「自分の長所はスピードなんですけれども、もっと要求してゴールに直結するプレーがしたかった。あんまり上手くいかない方でした」と悔しがっていた。

 赤嶺が一番見て欲しいというポイントはスピード。「ベイルやカカのようにスピードの使い方が上手い選手になりたいです。(そして)ゴールに貪欲で大事なところで決め切れる選手に」と将来像を思い描いている。より活躍するために、どんな環境でも自分の長所を発揮できるようになること。加えて、決定力の向上も掲げていた。

 伝統校・習志野の大器は今年、インターハイで活躍して進路の可能性を広げるつもりだった。だが、中止となるなどアピール機会を失われる中、今回の大学トライアルに参加。存在感を示したが、本人は“もっとできる”と自分に期待している。

「大学で目立てる選手になって、大学でどれくらい自分が通用するのか知ってから、その先を考えたいと思っています」

 次の進路で活躍する前にまずは選手権。「選手権に懸ける思いはどのチームよりも強いと思いますし、一個でも勝って良い順位に行きたいと思います」と意気込んだ。選手権の活躍を大学サッカーでの飛躍に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)
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