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[MOM3190]流通経済大柏FW川畑優翔(2年)_芸術ループで劇的V弾!ブレイク候補は“流経のフィルミーノ”へ

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後半アディショナルタイム、流通経済大柏高の2年生FW川畑優翔が“芸術ループ”で決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.17 RYUKEI CUP U-18 流通経済大柏高2-1尚志高 RKUフットボールフィールドA]

 後半アディショナルタイム、滞空時間の非常に長いループシュートがゴールネットを揺らし、強豪対決は決着。2年生FW川畑優翔流通経済大柏高を尚志高戦勝利へ導いた。

 右SB清宮優希(3年)のスルーパスで抜け出した時はまだPAの外側だったが、川畑は瞬時にGKの位置を確認して「GKがもう前に出てきていたのでループしようかなと」判断。右足でフワリと浮かせたボールはGKの頭上を抜けてゆっくりとゴールへ吸い込まれた。

 川畑は流経大柏期待の大器だ。身長180cmの長身で足元が柔らかく、ゲームメーク能力の高いアタッカー。今月の福島復興大会・仙台ユース戦で鮮烈ゴールを決めるなど、ゴールでも輝くようになってきている。

 これまでは「最初の方に(シュートを)外すとメンタル的に落ちて、打ちたくないみたいになっていた」というが、「メンタル的に安定して、FWとして良いか悪いか分からないですけれども外しても『次』みたいに。動揺しなくなった」。この日は前半から一人で4本、5本とシュートを量産。カットインシュートやミドル弾など惜しい一撃が枠を外れていたものの、最後まで狙い続けていた結果、“芸術ループ”が生まれた。

 今年、注目度を上げる、ブレイクするという野心がある。「インハイがなくなっちゃって、自分は去年選手権に出ていないので全国での注目度がないので、注目度を上げられるように。まずはプレミアと選手権で一気にブレイクできればなと。代表も狙っていきたい」。今年、リバプールを意識して戦う流経大柏。その“大器”は、リバプールの中心選手「フィルミーノみたいな攻撃の起点になれるように」という。守備での貢献度が高く、攻撃の組み立てでも力を発揮するFWロベルト・フィルミーノのように、攻守両面での活躍とゴールでインパクトを残す。

(取材・文 吉田太郎)
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